「バンカーからの脱出=サンドウェッジ」とは限らない

(1)クロスバンカーからショットを打つ場合の最優先事項は出すこと。
(2)
2番目に大事なのはライ的にも角度的にも、グリーンに向かって次打が打ちやすいエリアに運ぶこと
(3)
3番目になるべくグリーンに近づけること。レベルが上がってくれば2番目と3番目を同時に満たすようなショットが打てるようになります。

100切りを目指す方の場合まずは脱出。でも「バンカー=サンドウェッジ」と考えて真ヨコに出せばいいというものでもありません。バンカーでもボールのライが良く、グリーン方向に開けている状況ならその方向に打つ判断もありです。

長・中・短、3つの距離を打てる番手を持ってボールのところへ

ただし、打つ方向がどうなっているかを確認しておくことが大前提。ボールのところに行く前に、遠目から打っていく方向を見ておき、長・中・短、3つの距離を打てる番手を持ってボールのところに向かいましょう。例えばこの状況では5番ウッド、7番アイアン、ピッチングウェッジの3本を持ちます。

ボールのところに行ったらライを見る。少しでも砂に沈んでいたら5番ウッドは使えません。7番アイアンは使えますが、ミスのリスクがあるので距離は欲張れない。ピッチングで近場のフェアウェイに運ぶのが最も安全です。

ここではボールのライに問題はありませんが、なるべくグリーンに近づけようとすると2つのバンカーを越さなければなりません。やや左足上がりでボールが上がりやすいライですが、そのぶん距離は出しづらい。ミスしたらまたバンカーになるリスクもあります。

打ったボールが危険なエリアの上を通らない方向に打つ

少しでもグリーンに近づけたければ7番アイアンでいけますが、その際には極力バンカーにかからない方向に打つこと。危険なエリアの上を通らない方向に打つということですね。ただ、右を向きすぎてもラフや反対の林まで行く可能性があるので運びたいエリアを見極め、そこに向かってしっかり打つことが求められます。

「ダフりそう」などちょっとでも不安があればピッチングウェッジを選択。前にある2つのバンカーにかからない方向にレイアップします。この方法が一番安全なのは言うまでもありませんが、それでも「なるべく前に運びたい」みたいな気持ちがあると、力んでトップやダフりになることもありますから要注意。

最終的には番手と距離、ターゲットに見合ったスイングに徹することがいい結果につながります。




北野正之(きたの・まさゆき)
1966年生まれ。PGA公認インストラクター。ゴルフトゥデイ誌「80台でラウンドするためのゴルフ学」でもお馴染み。技術のみならず、クラブやセルフマネジメントにも精通した指導者。茨城県のサザンヤードCCをベースに幅広くレッスン活動を展開中。


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