櫻井心那は『ヒザ使い』がすごい!? どんなライでも対応可能な下半身主導のアイアンショット
元賞金女王古閑美保の女子プロ・スイングいいとこ取り!!【Vol.9 櫻井心那のアイアン】
いま注目を集める女子プロの”スイング”のヒントを、元賞金女王・古閑美保が、簡潔明瞭にレクチャーするシリーズ。第9回は、櫻井心那のアイアンをご紹介。
GOLF TODAY 本誌 No.619 112ページより
撮影トーナメント/2023富士通レディース、日本女子オープン
撮影/相田克己
ヒザを前後に大きく動かして理想的な下半身主導スイングを実現!
左ヒザを前に出して沈み込む意識でバックスイングすれば、足を大胆に使っても上下動を抑えて振れる!
飛ばし屋の櫻井さん、アイアンも大胆なフットワークを使った力強さを感じさせるスイングです。
中でも特徴的なのはヒザの動き!軸を保ちながら両ヒザを前後に大きく動かして下半身を捻り、その捻り戻しで一気に振り抜いています。
まさに理想的な下半身主導を体現していて、手が余計な動きをしないため軌道も常に安定、下半身のパワーを余すところなく球に伝えられています。
このヒザ使いを”いいとこ取り”するなら、トップまでは沈み込むくらいのイメージで左ヒザを前に出して体を回し、切り返し以降は両ヒザを入れ替える意識で一気に”左足カカト”に乗って下半身を回転させましょう。上下動やスエーを抑えながら体を素早く回せるはずです。
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ヒザを前後に使い軸を保って打つから傾斜やラフでもラクラク対応できる!
「櫻井さんのようにヒザを柔らかく使えると、ライが悪いときでも対応がスムーズ。
左右に体重移動を行うスタイルでは傾斜によってはいつものスイングができないことがあっても、ヒザを前後に動かすスイングならライに合わせて微調整するだけで、ヘッドを少し上から入れたり下から入れたり、払い打つなど自由自在!これなら例えドライバーが曲がってもしっかりグリーンを狙えるはず!ここが強さの秘訣かもしれません」(古閑)
櫻井心那 Kokona Sakurai
さくらい・ここな/2004年2月13日生まれ、長崎県出身。166㎝。ニトリ所属。21年プロテスト合格。ルーキーイヤーの22年にはステップ・アップ・ツアーで年間最多記録の5勝をマーク。勢いそのままに23年はレギュラーツアーで一挙に4勝を挙げ、いちやくツアーの中心選手に!!
古閑美保
こが・みほ/1982年7月30日生まれ。167センチ。01年プロ入りし、03年にツアー初優勝。08年には年間4勝を挙げて賞金女王に。11年、左手首の故障もあり29歳の若さで現役を引退。ツアー通算1勝。『FOXスポーツ&エンターテインメント』で『古閑美保のスマートゴルフレッスン』を放送中。GMOインターネットグループのアンバサダーに就任
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