桑木志帆の「ベタ足スイング」は、軸が安定してヘッドが正確に戻りやすいスイングのいいお手本
元賞金女王古閑美保の女子プロ・スイングいいとこ取り!!【Vol.8 桑木志帆のフェアウェイウッド】
いま注目を集める女子プロの“スイング“のヒントを、元賞金女王・古閑美保が、簡潔明瞭にレクチャーするシリーズ。第8回は、桑木志帆のフェアウェイウッドをご紹介。
GOLF TODAY 本誌 No.618 112ページより
撮影トーナメント/2023ニチレイレディス、アース・モンダミンカップ
撮影/相田克己
ベタ足スイングで軸がブレないから、ヘッドが正確に戻ってミートできる!
体重移動が抑えられるぶん、いつもより球を右寄りに置いて右足前で打つ意識が有効!
ベタ足スイングが特徴的な桑木さん。
右足を蹴らずに打つことで軸が安定してタイミングや軌道のブレを最小限に抑えられるため、ヘッドが構えどおり正確に戻りやすく、再現性の高いスイングを実現しています。
彼女のような「ベタ足スイング」を“いいとこ取り“するなら、体重移動が抑えられるぶん、球をいつもより右に置いて右足前でヒットする意識を持つことと、体の回転を止めないことが大切。
体まで止めてしまうと手打ちになってチーピンなどのミスを誘発するので、手がまだトップの位置にあるうちに腰を回し始めるイメージでしっかり体を回転させましょう。
無理にフィニッシュを作ろうとせずコンパクトに振り切るのがオススメです。
右足はフォローまでベタ足で我慢しつつ、左足はしっかり踏み込んで腰を大きく回す!
「一般的にベタ足で打つと正確にヘッドが戻りやすい反面、体が止まって手打ちになりヒッカケのミスが起こりがちです。が、桑木さんは腰を早めに大きく回すことで手打ちを防ぎつつ、クラブを低くカット目に振り抜くことでつかまりすぎを防ぎ球筋を操っているようです。インパクト時の腰の回転をぜひ参考にしてみてください」(古閑)
桑木志帆 Siho Kuwaki
くわき・しほ/2003年1月29日生まれ、岡山県出身。164センチ。岡山御津CC所属。21年プロテスト合格、同年のJLPG新人戦で優勝。23年シーズンは5度のトップ5入りを果たすなど、ツアー初Vに期待がかかる。
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古閑美保
こが・みほ/1982年7月30日生まれ。167センチ。01年プロ入りし、03年にツアー初優勝。08年には年間4勝を挙げて賞金女王に。11年、左手首の故障もあり29歳の若さで現役を引退。ツアー通算1勝。『FOXスポーツ&エンターテインメント』で『古閑美保のスマートゴルフレッスン』を放送中。GMOインターネットグループのアンバサダーに就任
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