寒くなる=着こむ

寒い時期、大体10度以下が目安ですが、私は下着(ミズノ社製ブレスサーモ長袖Vネック)+長袖シャツ+セーターでプレーをすることが多いです。背中・腰の2か所に小さめの貼るカイロをやっておけば、たいていの寒さはカバーできます。

さすがに曇りの日は、中綿入りの上着などを着たくなりますね。お日様が出ても寒い日は、半袖ダウンで耐えられることが多いですが、これがスイングの限界な気がします。風が強い日は中綿入りのウインドブレーカーを着用しますが、これは、ま~振りずらい!

そんな時は、はっきり言ってスコアなんて出るわけないんだけど、人は欲の塊ですから夏と同じスコアを求めて頑張ってしまうんですよね。冬でもがっつり振りたい!というわけで、軽いクラブならスイングスピードが出ていいんじゃないか!?という思いから、ドライバーを軽くする等々の作戦を立てる方がいらっしゃいますね。

個人的には、冬も夏も同じでドライバーでいいんじゃない?と思ってます。軽ければコントロールしやすくて上手に振れるかというと、それは違いますね。軽いものをヒョイと持ち上げてしまうと、自分がイメージしたよりも大きく手元が動いてしまうってことありますよね。

昔から、クラブはギリギリ振り切れる重さが最も安定するといわれています。実際、ある程度重さがあるほうが同じ動きで振りやすいですよね。大きなのっぽの古時計も、振り子の重りが軽いと安定しません。ちょっと本体を揺らされただけで、振り幅が変わっちゃいます。

どんなクラブでも目的を大事にする!

冬はいつもより速く振ることができないなら、ゆっくり振ればいいじゃないですか。ゆっくりのほうがいいスイングがしやすいですし、バックスピンも入りすぎないから着弾してからいつもより転がりますよ。そうです。実は、スイングスピードが遅いほど、スピンは入りにくいので転がる球になるんです。

冬の芝は夏ほどの勢いがないので、ボールが着弾したときに芝とボールが摩擦しあって止まるっていうことがありません。薄くなった芝の上をコロコロ転がっていくので、スピンが少ないボールを打てば距離は稼げます(モチロン、打ち上げは辛いけど)。

だからいつもの使い慣れたクラブをゆっくり振って、いいインパクトをする練習だと思ってラウンドしてみてください。とても勉強になると思います。もちろん、いつもと違うクラブを使うのは遊びとして楽しいので、それはそれと開き直るなら全然OKだと思います(かなりの開き直りが必要なので、結構勇気がいりますが)

実際、スタジオでレディースクラブを使うと、いつもよりすごいしなりを感じます。ゆっくりとしたタイミングで振るにはとてもいいので、これでラウンドしたらどうなるんだろう?と考えはしますが、貴重なラウンドの機会を遊びのつもりで回る…という決断は、私にはまだできません。

結局、皆さんが何を求めてプレーするのかによると思いますが、結果=スコアを求める際に軽いクラブにするのは、ちと違う。そんなふうに思います。

じゃ、重くしてみるのは?

Q:冬は体が回りにくいから手打ちになっちゃうので、逆にクラブを重くして手打ち防止というのはどうだろう?という質問もいただきました。

A:僕は、軽くするよりはアリかなと思います。

重いものを振るとき、人は自然といつもよりゆっくりとした動きをします。遠心力に身を任せるようなイメージで、クラブの自然な動きに任せるようにスイングしやすくなると思います。

スイングづくりをする際は、必ず重いものを振ります。昔なら竹ぼうき。今だと素振りバット。私もティーチングプロ試験の前は、1年くらい毎朝1.35キロくらいある素振り用のアイアンをスローモーションで振っていました。試験に受かることができたのは、間違いなくそれが1番の要因です。

ゆっくりスイングと同じような良いスイングができるようになるには、時間がかかります。今でもほぼ毎日スタジオで、ゆっくり打って理想のスイングに近い形を表現できるようにやっています。でも、まだまだ理想のスイングを”本番“でできるようにはなっていません。

トッププロのように、いつでもどこでも本当に素晴らしいスイングができるようになるなんてのは、だいぶ先のことなんだろうなと思います。ただ、自分の理想に近づくには重いものを振ることは確実に役に立ちます

話がそれたので本題に戻りますが、しっかり振る練習だと心に決めて冬に重いクラブを使ってみるのは、私は英断だと思いますよ!ぜひ試してみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

文・名取 確

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逆上がりできないティーチングプロ(ペンネーム)
世田谷区在住。世田谷区喜多見で<ゴルフのある人生を共に歩もう>をテーマに、インドアゴルフ練習場EndlessGolfを運営しています。ティーチングプロと不動産業のリアル二刀流。一生ゴルフで感動し続けられる仲間をたくさん作りたい想いの溢れる40代です。


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