2024年の新シャフト三菱ケミカル「ディアマナWB」
T島 新年になりますと、新しいクラブやシャフトがバーンと出ます。
市川 アメリカのオーランドで開催されるPGAマーチャンダイジングショウの影響でしょうかね?
T島 そうだね。以前はそんな感じがあったけど…今は出展しないメーカーも増えてきたね。
市川 ジャパンゴルフフェアもそうですね。
T島 インターネットがそんなに普及していない頃は、情報発信が限られていたからねぇ。
市川 時代は変わりました。
T島 20年ウン年前かな?ジャパンゴルフフェアでフジクラシャフトさんがフィッティングしてくれた時、フィッティング中のスイング動画をVHSのビデオテープでもらってうれしかったりとか…いろんな思い出がありますわ。
市川 えええ…そうなんですね。
T島 というわけで、キャロウェイ、ピン、テーラーメイドの新作をスルーして新しいシャフトを取り上げます。
市川 大蔵ゴルフスタジオはフィッティングスタジオなんで!
T島 はい。三菱ケミカル 「ディアマナWB」です!
市川 そうなんです。面白いのが型番ですね。43、53、63、73、83と重さ表記の下一桁が「3」です。
T島 はい。ディアマナは今年で20周年らしいです。元祖ディアマナは何でしょう!
市川 はい、「ディアマナS」シリーズ!通称“青マナ”です。
T島 名前が略されて、ディアマナの青が青マナ、そしてディアマナのMが赤マナ、そしてディアマナのDが白マナと呼ばれていました。
市川 その最初の頃の初代ディアマナシリーズは、下一桁が「3」だったんですよね。
T島 はい。当時は60グラム台から80グラム台と今みたいにラインナップが多くありませんでした。50グラムがない…まあプロトタイプで見たことありますけど…。
市川 昔はそういうの、よくありましたね。
「ディアマナWB」ってどんなゴルファーにマッチする?
T島 そして今回、記念すべき20周年モデルは…「ディアマナWB」です。名前からわかりますかね?WDじゃないんだ。WDだったらわかりやすいんだけどね。
市川 白マナ系だったら第2世代が「ディアマナW」だったし、色が黒だったので黒マナとも言われたから、W(ホワイト)でB(ブラック)なんじゃないですかね?
T島 あっそうそう。「TENSEI PRO RED 1K」というTENSEIの新しいのもでますよ。
市川 オレンジ、ホワイトが手元調子で、ブルーが中調子。今回は先が動くらしいです。
T島 まだ打ってないんです。「ディアマナWB」に戻します。
市川 手元がしなって先端がしっかりしているシャフトですよね。白マナ系ということは!
T島 そうです。初代はタイガー・ウッズが愛用しておりましたから、人気出ました。
市川 「ディアマナWB」はどうですか?
T島 文章で書くと同じ感じなんだけど、手元のしなり方がグニャじゃなくて、クィって感じ。先端のしっかりしている感じは変わらない。
市川 切り返しのゆっくりした人にマッチしそうですね。以前と違うのは重量のバリエーション。60、70、80グラムだけだったのが、最近のディアマナシリーズと同じように40、50グラム台からとなります。
T島 女性ゴルファーやシニアゴルファーでも大丈夫ですね。
市川 40グラム台のR2という、軽量で硬くないスペックからありますから。
T島 素朴な疑問を持っている読者が多いので、代わりに質問します。同じシャフトでも50グラム台と40グラム台でフィーリングが違うんですか?
市川 三菱ケミカルさんがすごいのが、重さが違っても硬さを表す「振動数」という数値が変わらないことです。シャフトメーカーで唯一、素材から作っているメーカーだからです。他のメーカーさんは重さが変わると、硬さもちょっと変わります。
T島 と、メーカーの方が言ってます。でも、聞きたいのは振った感じですよ~。
市川 わかっています。正直言うと、やっぱり微妙に違います。極端には変わりませんが、やはり違います。
T島 そうなんですよね。だって重さが違うということは、同じように作れないということでしょ?
市川 そうですね。カーボン繊維を変える。繊維を巻く回数を変える。巻く方向を変えるなど、いろいろ複雑な工程で重さやしなり方などのシャフトの特性を変えていくので、重さが変わってもフィーリングがまるっきり同じというのは難しいと思います。
シャフト選びで覚えておいてほしいこと
T島 全然違うじゃん!ってことはないですが、なんか違うねってことはあると思っています。
市川 はい。そうですね、アレ?ということはあります。
T島 正直だな。
市川 大蔵ゴルフスタジオでシャフトの全スペックが試打できるのは、この“アレ?ちょっと違うなぁ”ということがあるからです。
T島 特に軽いのと重いの、柔らかいのと硬い極端なヤツが試打できるところは、少ないですからね。
市川 シャフトはやはり、メインターゲットの重量帯で試作されるようです。その後、試作を重ねて他の重量帯を作っていくのですが、重さ、硬さが変わると性格は変わります。そして、メインターゲットから外れがちな軽いもの、重いもの、柔らかいもの、硬いものを作るのが難しい。
T島 さっきも言ったけど、試打できるところがまず少ないものね。だから、60のSを打って想像してちょうだい的なフィッティングになっちゃうわけです。
市川 だからこそ大蔵ゴルフスタジオに、女性ゴルファーや元アスリートの人がたくさんお越しくださるわけです。
T島 三菱ケミカルさん以外は特に、重さが変わると硬さが変わるからなおさらだよね。
市川 試打シャフト揃えるの、大変なんですけどね。
T島 がんばってください。
市川 なので、重さと硬さ、シャフトのスペック選びは妥協しないでください。
T島 メーカーさんも同じように作りたいと思っているんですけど、構造的に非常に難しいということだけ覚えておいてください。
市川 「ディアマナWB」は手元しなりが好きなハードヒッターに合いそう、ということも覚えておいてください。
T島 「TENSEI PRO RED 1K」も楽しみですね。これは幅広い層に合うと思います。
市川 こちらも、50、60、70、80とラインナップがあります。3月1日発売です。
T島 よろしくお願いいたします。
文・T島
T島氏のプロフィール
ゴルフ関連のライター、動画撮影編集、ブロガー、フォトグラファー、YouTuber的な(笑)、いろいろやってます。ゴルフ、クルマ、カメラ、音楽、映画、ガジェット、が好きです。以前は、店舗の運営、出店、立て直しを25年やってましたが、何故かこんな仕事をしています。
大蔵ゴルフスタジオ
上記動画はT島氏が特派員ブログを勤めている東京都世田谷にあります大蔵ゴルフスタジオの説明。大蔵ゴルフスタジオ世田谷のクラブフィッティングの流れを説明しています。
取材協力/大蔵ゴルフスタジオ世田谷
住所:〒156-0053 東京都世田谷区桜3-24-1 オークラランドゴルフ練習場内
営業時間:11:00〜19:00
定休日:毎週月曜日
TEL:03-6413-9272
https://www.ogs-p.jp/




