売れてる最新シャフトなら間違いない!というのはシャフト選びには当てはまらないんでヨロシク
ゴルフライターT島が切り込む!フィッティングショップだから分かるゴルフギア最新事情/第130回
毎年恒例、2023年大蔵ゴルフスタジオ売れものランキング シャフト編!自分に合うシャフトってどう選べばいいの?やっぱり最新シャフトがいいの?結果をみると4年前のシャフトがランクイン…そんなシャフト選びに大切な要素について、ゴルフライターT島氏と大蔵ゴルフスタジオの代表でフィッターの市川氏が検証します。
写真提供/大蔵ゴルフスタジオ
2023年大蔵ゴルフスタジオで人気のシャフトとは
T島 動画撮影お疲れ様。
市川 毎年恒例のネタですけど面白いですよね。
T島 2023年大蔵ゴルフスタジオ売れものランキング シャフト編!
市川 フィッティングスタジオらしい結果となりました。
T島 2023年のランキングなんですが、2023年発売のシャフトが1本しか入ってません。三菱ケミカルさんの「ディアマナWS」だけでした。
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市川 毎年そうですね。たぶんシャフトメーカーのランキングとかなり違うんじゃないですかね。
T島 たぶん。第5位がグラファイトデザインさんの「ツアーAD HD」です。2020年発売です。4年前ですねぇ。ちなみにグラファイトデザインの最新作は「ツアーAD VF」という、タイガー・ウッズが使っている中元調子のシャフトです。
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市川 「ツアーAD HD」は手元がしっかり目で先端剛性も高く、叩ける中調子です。私が大好きなシャフトです。
T島 そういえば使ってたね。切り返しが早い人とかに向きます。50グラム台をチョイスする人が多かったとか?
市川 そうですね。重さと硬さも大事な要素ですもんね。
T島 第4位はフジクラシャフトさんの「スピーダーNXグリーン」です。こちらも中調子。手元がしっかりしていて叩けるシャフトです。
市川 今のエースシャフトです。これは2022年発売。このシリーズの「スピーダーNXブラック」は手元もしなり、先端の動きがありますね。
T島 「スピーダーNXグリーン」と共通点が多いですね。女子ツアーでかなり人気です。
市川 こちらも50グラムを中心に人気です。ドライバーからフェアウェイウッドまで、このシャフトになっちゃう人が多いです。独特な感じがありますから。
T島 まだ2本しか紹介してないですけど、純正シャフトにあまりないタイプのシャフトですね。
市川 そうかなぁ。まぁ先端が動いてくれるシャフトが、純正シャフトには多いですからね。ハードヒッター向きのモデルだと、先端しっかり目は増えますね。
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年代によって毎年特性が違うのがわかる
T島 やっぱり純正シャフトというと、多くのゴルファーにとってストライクゾーンが広いシャフトが多いですからね。
市川 第3位が三菱ケミカルさんの「ディアマナ WS」です。こちらは先程も言ったように2023年モデルです。こちらは手元のしなり感があり、先端剛性も高いシャフトとなっております。
T島 そうですよね。クィっと手元がしなりますが、高弾性繊維をうまく使ったスピード感も楽しめます。
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市川 三菱ケミカルさんは手元調子のシャフトを作るのが非常に上手いです。手元調子のシャフトの傾向としては重量があるスペックが人気なんですよね。
T島 特に三菱ケミカルさんは80グラム台まで作ってますから。
市川 そうなんです。そんなの合う人いる?と思われるかもしれませんが、やっぱりいらっしゃいます。アスリートの方が多いですね。“あそこにはハードなのも試打できる”って噂になっているようです。
T島 4大メーカーさんは全スペックあるもんね。80グラムのXより硬いTXとか用意しているわけで…。
市川 そうですね。欠かすことができないから用意してるんです。
T島 そして、第2位も三菱ケミカルさんで、「TENSEI PROホワイト 1K」です。手元調子でこちらは2021年発売です。2023年は「TENSEI PROブルー1K」こちらは手元がしっかりした中調子。そして2024年3月には中調子ですが先端の動きがある「TENSEI PROレッド 1K」が発売されます。
市川 こうやって年代を追いかけると、毎年特性がかなり違うことがわかっていただけるかと。
T島 そうだね、最新ドライバーのカスタムシャフトを毎年買い替えると迷宮入りします。挙句の果てには「このドライバーダメ」とか言うわけです。
市川 同じようなシャフトを続けて出すメーカーさんって、なかなかないですよ。
T島 こちらもハードヒッターに人気です。フェアウェイウッドにもいいですね。
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