試打会・試打即売会って、打って選べるメリットが魅力ですが…
T島 先日、取材でずっと練習場にいたんですけど、試打会やってて観察してました。
金子 僕も大手量販店の頃は、試打会のスタッフとして練習場によく行きました。
T島 私も中古ショップにいた時は、試打即売会よくやってました。でもアレ危険だなと思ったんですよ。
金子 売って試すことができるので、納得していただけるというメリットがあります。
T島 そうだね!いろいろ試してその中の1本なわけですから。間違いない!あとは予算と相談。最終日とか試打クラブ持って帰るの大変だから値引きしたりするし。
金子 バーゲンプライスになったりするんですね。
T島 そうそう。すごく売ったんですよ。でもなにか悩んでいる1本だけなんだよね!売れるのは。
金子 あっ、今回のテーマがなんとなく見えてきました。
T島 欲しかったクラブが安くなってる!打って良かったから買う!ハッピーに感じるかもしれないけど。でもクラブって練習場で使うものじゃないよね?
金子 そうですね、コースで結果が出ないと意味がない。
試打して納得したのにどうして結果が出ない?
T島 かといって、試打を否定しているわけじゃないです。注意するポイントがあります。
金子 ありますね。今フィッティングスタジオでフィッターという仕事をしているということで見えることがあります。
T島 でしょ?だって14本の収まりというか、奏でるハーモニーというか、それが大切なポイントなわけです。
金子 1本だけ音程が合わないとそのクラブの性能を活かせない!
T島 そうなんです。例えば…フェアウェイウッドだけ色々打ってみる!これは打てる!最高じゃん!と思うわけです!でもコースではフェアウェイウッドばかりバカバカ打つ機会なんてないよね?
金子 1Wやパターは14本の中でも、比較的ハーモニーを崩す要素が少ないです。厳密に言うとチェックポイントはしっかりありますけどね。
T島 そうだね。特別なものが入ってもなんとかなる要素がある。
金子 そうですね。ドライバーセット、パターセットという複数本入れるクラブじゃないのです。アイアンセットは皆さん同じモデル・同じヘッドと統一感がある人がほとんどで、違うモデルが混ざらない。でも…
T島 フェアウェイウッドやユーティリティ、ウェッジもですけど、統一感がない場合が非常に目立つ。
金子 セットという意識がとっても薄いんです。色んなメーカー、モデルが入ってると当然装着されているシャフトが違うんです。同じメーカー、同じモデルでも年式がちがうと、シャフトが変わっちゃいます。
T島 特に人気のあるメーカーさんに“あるある”ですね。ずっとゼクシオを使っているから、ゼクシオだったら混ぜても大丈夫!みたいな…
金子 ゼクシオもモデルが変わればシャフトの重さや特性は全く同じではないです。たまに大きく変わる年度があったりします。
T島 これはなんとかなることが多いんだけど、グリップ重量をガラリと変えたりすることもあります。
金子 ありますね。そういう時に“あれ?これだけ打てないよ”という1本が出ちゃいますね。フィッティングの際に皆さん同じように言われるんです。“試打したらとっても良かったんですよ”って。
T島 読者の方もそろろろお気づきかもしれませんね。セットと思っていないので“1本だけ“買い替えちゃうと、ハーモニーにならず不協和音が生まれます。
大切なことなので繰り返します!アイアン以外もセットを意識してみませんか?
金子 フェアウェイウッドやユーティリティは、セットとして統一感がないと不協和音が生まれます。
T島 ウェッジも実はセットとして構成したほうが絶対に良いです。
金子 セットとして考えるほうが成功しやすいです。ただ意図して1本だけ特別な任務を与えることもあります。でも14本セットの統一感を考えないといけません。
T島 フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン、ウェッジというセット内の統一感ももちろん大事ですけど、そのセット同士での統一感が大切。
試打会、試打即売会で買っても失敗しないためには?
金子 ということで1本だけ買っても、その1本が不協和音を奏でる可能性が高いんです。試打会や試打即売会で買って失敗しないためには、14本の中で浮かない仕様になっているか?特にフェアウェイウッド、ユーティリティ、ウェッジはセット内でもマッチングを考えないと危険がいっぱいということになります。
T島 打ってよかったから買う!皆さん良く言われるけど、コースで打って14本の中で力を発揮しないと困るんです。とっても安全な購入手順のような気がしますけど、実は落とし穴があります。
金子 基本はウェイトフローといって、短くなるごとにヘッドは重くなるんです。同じくシャフトも重くしてあげる。ウェイトフローさせながら、アイアンセットと同じようにフェアウェイウッド、ユーティリティ、ウェッジのセット内では同じシャフト、同じ重さと硬さにすると成功率が高くなります。
T島 1Wが一番軽いシャフト<フェアウェイウッドセット<ユーティリティセット<アイアンセット<ウェッジセット。アイアンとウェッジは同じシャフトでもいいかな。
金子 重さ的にそうですね。女性の場合、セットごとの重量差が少なくなります。
T島 意図的に例えば、3Wと5Wで重さが違うとかありますけど…
金子 そうですね。フェアウェイウッドなんか同じシャフトじゃなくすることもあります。
T島 意図がある場合ですね。この辺は相当知識がないと難しいかと思う。
金子 T島さんもよく失敗しています。
T島 グサッ…自分の持っているシャフトの中で考えるからなぁ…
金子 そうですね。なので純正シャフトのままで、色んなメーカー、色んなモデルのクラブが混在すると、整合性が取れなくなります。
T島 そうだね。だから、パターを除く13本同じモデル同じ年式で揃えるというのは意外とアリだったりします。
金子 以前もそんな話しましたね。
T島 大丈夫!読者の人は覚えてないし…
金子 試打して納得して買ったのに、打てない1本がある方、大蔵ゴルフスタジオにお越しいただいて、原因を究明してみませんか?
T島 ぜひに。なんだか読んだことあるかも?と思った皆さん。大切なことなどで何度も言います!
金子 開き直ってますね。
T島 テヘ
文・T島
T島氏のプロフィール
ゴルフ関連のライター、動画撮影編集、ブロガー、フォトグラファー、YouTuber的な(笑)、いろいろやってます。ゴルフ、クルマ、カメラ、音楽、映画、ガジェット、が好きです。以前は、店舗の運営、出店、立て直しを25年やってましたが、何故かこんな仕事をしています。
大蔵ゴルフスタジオ
上記動画はT島氏が特派員ブログを勤めている東京都世田谷にあります大蔵ゴルフスタジオの説明。大蔵ゴルフスタジオ世田谷のクラブフィッティングの流れを説明しています。
取材協力/大蔵ゴルフスタジオ世田谷
住所:〒156-0053 東京都世田谷区桜3-24-1 オークラランドゴルフ練習場内
営業時間:11:00〜19:00
定休日:毎週月曜日
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