「XVは飛ぶ」というイメージが強いようです

最初に訪れたのは、東京駅の八重洲北口から徒歩3分のところにあるつるやゴルフ 八重洲店。永田店長がスリクソン Z-STAR シリーズの売れ行きについて話してくれた。さて、この店舗で一番売れているのは?

「今年は他社の人気ボールもモデルチェンジした年でしたが、スリクソン Z-STAR シリーズは予約される方が多く、販売数の初速はとても良かったです。一番人気のボールですか? Z-STARシリーズ(以下、Zスターシリーズ)の3モデルの中で、一番売れているのはダントツでZ-STAR XV(以下、XV)ですね。ほとんどのお客様が指名買いというか、こちらからお勧めするまでもなくXVを選んで購入されています。
ツアーボールの中でも飛距離性能はトップクラスなので、飛ぶボールが欲しいとおっしゃるお客様にはお勧めしやすいです。XVの特徴についてご説明させていただくと、「飛んで止まるなら」と、みなさんご購入してくださいます」(永田店長)

一番人気はダントツでXVということだが「XV=飛ぶ」というイメージが浸透しているのだろうか?

「はい。購入されるお客様のほとんどがXVは飛ぶボールという認識です。お話しさせていただくと、Zスターシリーズはツアーボールだからどれを選んでもスピンがかかるので、それならシリーズの中で一番飛ぶXVを使いたい、というお客様が多いですね」(永田店長)

ボールの好みは打感・フィーリングに大きく左右される。Zスターシリーズの中では、XVの打感を硬いと感じる人が多いと聞いたことがあるが、その辺りはどうなのだろう。

「Zスターシリーズの中では硬め、ということですね。たしかに硬いと表現されるお客様はいらっしゃいますが、マイナスな意味を込めてお話しされている方はあまりいらっしゃらないです。ただ、ドライバーのヘッドスピードが40m/s以下ですと、最もソフトなZスターと比べるとXVは硬く感じられるかもしれません」(永田店長)

実際に打ったことがなく、硬いと聞いたので試したことがないという人は「もったいない」と永田店長。
「お客様の中には、Z-STAR ♦︎(以下、ダイヤモンド)のほうが硬めだとおっしゃる方もいます。感じ方は人それぞれなので、評判だけで判断せず、実際にコースで試していただけたらと思います」(永田店長)

Zスターシリーズのフィーリングは、「Zスター>ダイヤモンド>XV」という順でZスターが最もソフトフィーリングに作られている。ダイヤモンドとXVはほぼ同等の柔らかさだが、ダイヤモンドはソフトな中に芯を感じさせる打感で、XVは弾き感のある打感。この微妙な違いが、好みを分ける部分になっているようだ。

「女性のお客様が増えました」渋野日向子との契約、女子プロを使ったポスターの影響?

次に向かったのは新宿駅ミライナタワー口から徒歩1分にあるヴィクトリアゴルフ・新宿店。ゴルフボール担当のマンザーノさんにZスターシリーズの売れ行きを聞いた。まず、こちらでも一番人気はXVとのこと。

「ドライバーで打った時に一番飛ぶのがXVなので、やはり一番人気になります。ただ、飛びだけでなく、アイアンで打った時のボールの安定性やグリーンでの止まり方も高評価です。アプローチ、グリーン周りでのスピン量はZスターのほうが優れていますが、グリーンに至るまでの飛びやスピン性能も評価されています」(マンザーノさん)

発売前には、電話や店頭で「新しくなったXVの初速はどう?」といった問い合わせが多かったという。

「他社からもニューモデルが発売されることもあって、2025年モデルのZスターシリーズ、特にXVの飛距離性能が気になった方は多かったようです」(マンザーノさん)

自身のゴルフをより良くしたいと考えているゴルファーは、ボールを変えることで何かが変わるかも、という気持ちになるのかもしれませんね、と言うマンザーノさん。
ゴルフクラブを新調するのは、それなりに大きな決断が必要だ。だが、ボールならばゴルフクラブよりも手間もかからず、経済的にもやさしい。

そして、ヴィクトリアゴルフ・新宿店では、Zスターシリーズの購入層にちょっとした変化が起きていた。

「ダンロップが渋野日向子プロと契約して、渋野プロがXVを使用するようになったこと。それから、広告で多数の女子プロを起用したことで、当店では女性のお客様の購入が増えてきています。店内にもポスターを貼っていますが、ポスターをご覧になった女性のお客様から「私でも使えますか?」とご相談されたことが何度かありました。
女性ゴルファーの一般的なヘッドスピードだと、XVよりもZスターかダイヤモンドのほうがソフトな打感で打てるので、Zスターかダイヤモンドをお勧めすることもありますが、飛距離重視という方にはXVをお勧めしています」(マンザーノさん)

こうした女性ゴルファーの中には、初心者も含まれていたが、XVを指名買いしていくゴルファー同様に飛距離アップに対する期待も大きかったとのこと。ゴルフの腕前や歴に関係なく、やはりゴルファーは飛ぶボールを使いたいのだ。