女王のゴルフで5打差の勝利! 286ヤードを記録するなど、大会の平均飛距離は4位!

オフには“アイドル”として活動し、ライブも行うことで知られる菅沼が女王のゴルフを見せました。

さらに、日本ツアーでは各大会の2ホールでティショットの飛距離を計測し、その平均で「ドライビングディスタンス」のランキングをつけています。

この日16番パー4での菅沼のティショットは286ヤードを記録。最終日にこれを上回ったのは293ヤードを飛ばした渡邉彩香だけでした。

今大会を通じての平均飛距離は263ヤードで穴井詩(265.167ヤード)、山路晶(265ヤード)と渡邉彩香(263.5ヤード)に続く4位にランクインしています。

同じ浜野GCで開催されて優勝した昨年の大会では平均252ヤードでランキング8位だったのと比べると、飛ばし屋になっているのがわかります。

その菅沼のドライバー(ゼクシオ14+)はロフトが8度となっています。

パー5の2打目で“直ドラ”を多用することでも知られていますが、ボールを上げるのが難しい8度を使うのは、どのような理由なのでしょう?

「ドライバーは上げようとしない。直ドラはトップでもいい」

その質問を本人にぶつけてみると「私はボールを上げにいこうとしないので」との答えでした。

またフェアウェイから打つ“直ドラ”では「トップでいいやと思っているので上手くいっているのだと思います」とも。

ボールを上げようとせず、直ドラをする場面でも3Wで球が上がって風の影響を受けるよりも「トップしていいのでコロコロ転がった方がフェアウェイに行く可能性が高いと思っているので」という気持でいるので、8度が最適ということです。

使用ドライバーは「ゼクシオ14プラス」ドライバー。ロフトは8度だ。

アイアンのシャフトがRでウェッジがSの“逆転現象”となっているのは

またアイアン(スリクソン ZXi5)のシャフトがN.S.PRO 850GH(日本シャフト)のフレックスRなのに対してウェッジ(48度=クリーブランドRTZ、52&56度=クリーブランドRTX6。クラブはいずれもダンロップ)はSになっています。

シャフトはヘッドスピードが速くなる長い番手ほど硬いフレックスにするのが一般的です。

それが“逆転現象”となっているのは「オフにドライバーやウッド系のシャフトを全て変えたら、アイアンが右に行くようになってしまったので」という理由でN.S.PRO ZELOS 8から変更。カタログ値で3グラム重くなったことで“しっかり感”が出たので、Rがちょうど良かったのが理由なのだそうです。

オフのトレーニングの成果でデッドリフトは80キロを上げる

ライブ活動もしていたシーズンオフはトレーニングにも励み、デッドリフトは80キロを上げるようになりました。

この成果と、ウッド類を最新モデルの「ゼクシオ14+」にしたのに合わせてシャフトも全て変更。この流れに合わせてアイアンも変えたことで「手元側が柔らかかったのを硬くして、すごく自信を持って振り切れるようになった」と言います。

「パーオン率1位が目標」

今大会では3ラウンド(2日目が悪天候で中止となり72ホールから短縮)でパーオンを逃したのが8ホールだけ。

この安定感でシーズン通算のパーオン率も72.8070%にアップして、ランキングは4位から1位へと上がりました。

この部門でのタイトル獲得を2026年シーズンの目標に掲げる菅沼としては、優勝の喜びと共に励みになることでしょう。

さらに今シーズンの目標はメジャーでの優勝。次戦は7日開幕の「ワールドレディスサロンパスカップ」となるので「そこでも頑張りたいです」と意気込みを語ります。

やはり浜野で優勝した翌週だった昨年のメジャーでは24位。

今年はどんな活躍をするかに注目です。

(取材・文/森伊知郎)