鈴木愛が2年ぶり賞金女王に。実は史上最大の逆転劇だった!

「いまどきツアーをデータ斬り!」国内外のゴルフツアーをあらゆるデータで一刀両断 Vol.4

2019/12/22 ゴルフサプリ編集部



最終戦まで三つ巴の混戦で見応えのあった女子ツアー賞金女王争いは鈴木愛が制した。故障休養を乗り越えてつかんだ2年ぶり2度目の戴冠はデータ的にも見どころ満載の快挙だった。

鈴木の今季出場試合数は故障の影響もあって賞金ランキング上位10人中最少の「25」にとどまった。これは全試合数(39)の64.1%でしかない。この数字が今回のキーワードだ。今年の鈴木で賞金女王は第52代になるが、その中で全試合数に対する出場数の割合が最も低い女王なのである。

これまでの記録は1976年の樋口久子で65.0%(20試合中13試合)だった。当時の樋口は米女子ツアーにも参戦しており、日本を留守にすることが多かったための低い数字である。