パターの打ち方を上達!パッティングの距離感と方向性を安定させるには?

2019/12/26 ゴルフサプリ編集部



少ないパット数で上がるには「距離感」と「方向性」の安定が一番の決め手。ロングパットでは距離感を優先してストロークし、ショートパットは方向性を重視して打つのがポイントだ。どうしたら安定した距離感と方向性をマスターできるかを小川泰弘プロがレッスン。

皆さんもよくご存知のように18ホールのパーは「72」です。でも、パットのパーのスコアが「36」であることを、どれだけの人が意識しているでしょうか。

プロやシングルゴルファーたちのようにパープレーで回るのはとても大変なことですが、「18ホール×2パット=36パット」で上がるのは、ちょっと頑張ればできそうな気がしませんか?

18ホールのうちの半分で3パットすると、パットだけで「45」も打ってしまうことになります。

距離の長いファーストパットがカップの近くに寄らず、セカンドパットも入らない。1メートルくらいのショートパットもポロポロと外してしまう。こうした負の連鎖に陥っている人は、パットの「パー36」に一歩でも近づけるように「距離感」と「方向性」の安定を目指して頑張りましょう。

10メートル近くもあるロングパットを打つときは距離感を第一に考えますが、アプローチ感覚でストロークすることが距離感をうまく合わせるコツです。

できるだけカップの近くに寄せようとするとプレッシャーを感じてしまいますから、ピンを中心とした半径1メートル大の円をイメージし、その円の中に入ればOKくらいに気楽に考えましょう。

新ルールでピンを立てたままでパットを打ってもいいことになりました。ピンがないと遠くのカップまでの距離感をイメージするのは難しかったのですが、ピンのような立体物があると距離感を合わせやすくて有利といえます。

距離感は頭で考えるものではなく、目で見てイメージするものです。カップまでのラインをなぞりながら素振りを数回繰り返し、そのイメージが消えないうちにボールを打ちましょう。

たとえば、紙を丸めて5メートルくらい先のゴミ箱に投げ捨てるとします。そのとき、「5メートルはこのくらいの腕の振り幅かな」なんて頭では考えないでしょう。

目で見た感覚で腕を振り、スピードと距離をコントロールするはずです。ロングパットの距離感とは、そのような感覚です。