ヨコシン(横田真一)と小技は遊びながら上手くなる vol.1
子供の野球やサッカーは最初は遊びから上手くなっていったんだから、大人がやるゴルフだって遊び感覚でやった方が上手くなれるはず。
そこで、奇才・ヨコシン(横田真一)のショートゲームにおける“遊びの流儀”を短期連載します。
──ゴルフで 『遊び』 しました?
横田 ジュニアの頃にリフティングしたり、激スピンを掛けてみたり、SWで遊ぶことが多かったかなぁ。
──ボールをSWで拾ったりとか。
横田 もちろん。
──あれ、上手く拾えないんですよ。
横田 どうやっています?
──普通に、フェースを開いてボールの下に歯の部分を入れようとするけど、ボールが逃げちゃうんです。
横田 あ~、最初のフェースを開くという段階で無理。
それじゃボールはいつまでたっても拾えないわ。
だって、SWを開けばバウンスがあるから歯の部分は浮くでしょ。
それでボールの下にフェースを入れようとしても、歯で押されてしまうから拾えない。
そうじゃなく、まずフェースを被せて歯の部分を地面に着ける、これで歯が浮かないでしょ。そうしたら、このフェースを今度は開きながらボールの周囲をクルっと回転させるんですよ。
──回転⁉
横田 そう。フェースをボールの下に『押し入れる』んじゃなく『回し入れる』。
それで、ボールは『すくう』のではなく『回し乗せる』って感じかな。
──凄い! なんかコツがわかった感じがします。