2019年JLPGAトーナメント優勝者たちのドライバースイング徹底解説
連続写真で見る女子力 PART3
2019年はJLPGAが一段と盛り上がった1年となったが、その盛り上がりを支えたのは各トーナメントの優勝者だ。その年に勝てる選手には、どんなドライバースイングの秘密があるのか。スタッツの上位選手ごと、そして見事な初優勝を挙げた選手の勝てるドライバースイングを見てみよう。
肩からヘッドまでが1本のムチのようなスイング
穴井選手は、2019年のドライビングディスタンスで2年ぶりに1位に返り咲きました。彼女の飛ばしの秘密はクラブをムチのように使えるバックスイングです。バックスイングで右ヒジを外側に曲げながら上げることで、肩からヘッドを吊るようにして上げることができるので、ヘッドの重みを感じることができるバックスイングになります。
それでなぜ飛ぶのかと言うと、飛ばし屋に絶対的に必要なことはヘッドスピードだからです。手元からヘッドまでをムチのようにして使う場合と、穴井選手のように肩からヘッドまでをムチのようにして使うのでは、ヘッドの遠心力が大きく変わってきます。ヘッドスピードは力で作るものではありません。大きなムチを使うことで、少しの力で最大のヘッドスピードを生み出すことができるのです。