大叩きした後も「ボギーペースに戻せばいいや」と謙虚に考えることで自分の流れが取り戻せる
町島久晴がレクチャーする90を切るための賢いコースマネジメント・Vol.4 思考をちょっと変えればミスが減る!スコアもまとまる!
コースマネジメントのコツは、いいショットを沢山打つことではない。OBや池ポチャなど0点のショットを減らし、50〜60点くらいのショットを継続していけばスコアがまとまりやすくなる。「そのためにはパーを多く取ることに必死にならないで、自分のできることをやることに専念しましょう」と町島久晴プロ。これで90切りの道が自ずと開けてくる。
ティーイングエリアに上がると、そのホールの距離を表わしたヤーテージ表示板が必ずあります。350ヤードとか410ヤードなど、ホールによって距離が違いますからティショットを打つ前に、まずそれを見ましょう。
350ヤードだとしたら、自分のドライバーの飛距離は220ヤードくらいだから、130ヤードくらいの距離が残るな。410ヤードなら、このホールは長いから2打では届かないかもしれないな。そんな具合にある程度の予測がつくでしょう。
ところが残念なことにホールの距離の確認もしないで、ドライバーショットを打ってしまう人が案外多いのです。短いパー4ホールならドライバーを使わないほうが攻めやすいケースもあるのですから、何でもかんでもドライバーで打とうなんて思わないことです。
まずホールの距離を見て、どんなホールかを確かめましょう。ティショットの落とし場所付近はどんな状況なのか。バンカーがあるのか。急な傾斜地はあるのか。セカンド地点からグリーンに向かって打ち上げのショットになるのかどうか。グリーン周りはどんな状況か。ピンの位置はどこか。綿密とまではいかなくても、こうした情報も把握し、これから始まる自分のプレーを予想してからティショットを打つ癖をつけましょう。
いわば「戦略の計画」です。計画通りに実行できるのは少なくても、マネジメント力を高めるうえでいかにコースを攻めるかを常に考えることが大事です。