渋野日向子のドライバースイングを分析【連続写真つき】

連載「大判写真で見る、一流プロのドライバーマネどころ」VOL.15

2020/05/11 ゴルフサプリ編集部



ルーキーイヤーの成績としては宮里藍以来となる日本ツアー年間4勝をマークした渋野日向子。ドライバーでは豪快なスイングで飛距離を伸ばしながら、安定したコントロール性も両立して大活躍を見せた。そんな渋野のドライバーからアマチュアがマネするべきポイントはどこにあるのか?

渋野選手はアドレスしたときのハンドダウンがすごく有名ですが、実はインパクトの瞬間には、かなりハンドアップしています。角度的には10度以上もハンドアップしてインパクトしていると思います。このハンドアップする動きは、渋野選手だけの特徴ではありません。海外のトップ選手のインパクトを見ても、例外はありますが、最近は多くの選手がアドレスよりも10度前後はハンドアップしてインパクトしています。

以前のゴルフレッスンでは『インパクトはアドレスの再現』『左手首の角度をキープする』と言われましたが、それは昔のレッスンです。アドレスのカタチや左手首の角度をキープしようとしたら、すごく窮屈なインパクトになって、スピードが出ません。ハンドアップするインパクトのポイントは左手首です。左手首をロックするのではなく、インパクトに向けて小指方向に解放させるように伸ばすことで、適度にハンドアップしたダイナミックなスイング軌道になります。