徹底した感染防止策とともにアース・モンダミンカップが開幕

withコロナ時代・初の国内ツアー。「New Normal」は確立されるか?

2020/06/24 ゴルフサプリ編集部



新型コロナウイルス感染症のパンデミックの影響を受け、中止や延期が相次いだ国内ゴルフツアー。だが、本来の開幕戦から3ヶ月半を経て、ようやく今週のアース・モンダミンカップで開幕戦を迎えられることとなった。

“withコロナ時代・初の国内ツアー”となるアース・モンダミンカップの感染予防対策がどうなっているのか。6月23日(火)・24日(水)の指定練習日の様子を交えてレポートする。

6月23日(火)のリモート記者会見でJLPGA小林浩美会長は「緊急事態宣言が解除となり、開催条件の基準、感染予防対策ができたので、その時のベストの判断」で開催を決めたと語った。

アース・モンダミンカップでは、開催に際して感染症専門の医師から助言を仰ぎ、「JLPGAトーナメント新型コロナウイルス感染症対策マニュアル」および、プロゴルフトーナメント運営の指針となる「日本国内プロゴルフトーナメントにおける新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン」を基に、様々な感染予防対策を講じている。

さらに、安心・安全を期するため、大会独自の運営マニュアルを作成。会場入場時の検温チェックが済んでいることを証明するシールの貼付や、PCR検査の実施済みバッジ着用を義務付けるなど、感染予防策を徹底している。

特に会場への入場制限をかなり厳しく設定することで、感染のリスクを極力減らそうとしている。無観客試合でギャラリーを入れないのは当然として、大会関係者の入場者も大幅に制限しているのだ。

プロ、キャディは入場できるが、選手たちにとっては、ある意味欠かせないコーチ、トレーナー、マネージャー、家族、プロサービスも入場が制限されている。

我々報道陣(メディア)も原則入場禁止となっており、入場が許されているのは代表メディア数名のみ。ここまでの入場制限を設けた大会は、過去例がない。新型コロナウイルス感染症のパンデミックがもたらした、新しい形である。