懐中電灯でテークバックのチェック?ちょっとした工夫でできる自宅練習
北野正之が指南する「練習効率アップ」の心得 VOL.2
サラリーマンゴルファーの方々は、練習場に出かける時間がなかなか取れないことだろう。でもそれはうまくならない理由とはならない。「練習場で球を打つだけが練習ではないんですよ」というのはアマチュアレッスンに定評のある北野正之プロ。少ない時間を有効利用して上達を加速させる秘策を教えてもらった。
サラリーマンゴルファーでもシングルハンディをしっかりキープしている人は、私の周りにも大勢います。練習場に行けるのはせいぜい週1回、ラウンドも月に1回という人でも、限られた時間を有効利用すればゴルフがうまくなれるのです。
逆にいえば、「練習場に行ける時間がなくてね」とよく口にする人ほど、なかなか上達できないでいます。ゴルフの練習というとボールを打つことが重要に思われがちですが、ボールを打つだけが練習ではないのです。
練習場に出かける時間が作れないのであれば、何か道具を身の回りに置いておくのがいいでしょう。たとえば懐中電灯を部屋に置いて、ちょっと時間があいたときに懐中電灯を持って素振りをするのもグッドアイデアです。部屋を暗くして灯りの動きを目で追いながら素振りするのです。素振りを繰り返しているうちに軌道が残像として残り、正しいスイングのイメージがつかめます。
クラブを持たなくても、懐中電灯で素振りするだけでもテークバックでアウトサイドに上がったり、インサイドに低く引きすぎたりなど間違った動きにもすぐ気付きますから、スイングの修正にも役立ちます。