飛ばしたいならダウンスイングで、左足内側に体重を乗せる!!
三塚優子がレクチャーする「ドライバーの飛ばしテク」VOL.6 飛ばしのダウンスイング
2011年の日本女子プロなどツアー通算4勝。屈指のロングヒッターとしても知られた三塚優子がドライバーの飛ばしのテクニックを親切レッスン。飛距離が出なくて悩んでいるゴルファーにとって最高のクスリとなること請け合いだ。第6回はパワフルなインパクトへと導くダウンスイングのポイントをレッスン。
トップのポジションへとクラブを上げていけば、あとはインパクトに向かってクラブを振り下ろすだけです。そうはいっても、ダウンスイングってとても難しいですよね。とくにトップからダウンスイングへの切り返しの動きは、私たちプロも細心の注意を払います。クラブを振り下ろすタイミングが早すぎるとカラダが突っ込みやすいですし、逆にカラダが早く開くとクラブが振り遅れてしまいます。
でも私が思うにはダウンスイングはほんの一瞬の動きですから、「何かをしよう」と考えたところでほとんど何もできません。考えれば考えるほどスイングが複雑になりやすいですし、結果にも結びつきにくい。ですから私はアマチュアゴルファーの方々には、ダウンスイングについてはあまり多くは言いませんし、「もっとシンプルにいきましょうね」とアドバイスを送るようにしています。
皆さんに意識して頂きたいのは、やっぱりお腹の回転です。おヘソをしっかり回してバックスイングして深い捻転を作ったら、切り返しでもおヘソから回していくイメージでダウンスイングをスタートするのがいいでしょう。ただし条件が一つあります。それはトップへと上げたら、腕やクラブはその位置のままにキープしておいて、体重を左足の内側の母趾球に乗せることです。体重が左足の外側に乗ってはダメ。どうしてかというと、カラダの全体が目標側に流れて軸ブレを引き起こしやすいからです。
お腹のほうを先に回せば腰の回転が先行し、肩の回転と時間差が生まれます。実はこれ、ダウンスイングの体の早い開きを抑えるための究極のポイントなんですよ。もちろん飛距離アップにも直結します。ただし体重が左足の内側に乗らないうちに、おヘソを左に回すのはいけません。体重が右足に残って左腰が引ける形となり、カラダの全体が開いてしまうからです。インパクトでフェースが大きく開き、結果は大スライスです。