ウエストにくびれをつくりながら、飛距離アップを目指す!

ゴルフで美BODY|ゴルフピラティス/第6回 体幹を鍛える~わき腹脇編

2020/10/02 ゴルフサプリ編集部



スムーズでバランスいい効率的なスイングを手に入れるには、そのベースとなる身体作りや身体のメンテナンスが重要。そこで、おすすめしたいのが、ゴルフピラティスだ。
ゴルファーのために考案されたゴルフピラティスは、美的スイングの要となる身体作りに効果があることはもちろん、美しい姿勢作りやシェイプアップ効果、ケガの予防にもつながる。

今回は、飛距離にも美ボディに関わるわき腹の筋肉を取り上げる。

体幹というと、お腹の前側の筋肉ばかりが注目されますが、忘れてはいけないのがわき腹の筋肉「腹斜筋」です。

腹斜筋は、いわゆる“シックスパック”と呼ばれる「腹直筋」、腹斜筋の内側にある「腹横筋」ともに腹筋を形成している筋肉です。
腹斜筋はさらに、「外腹斜筋」と「内腹斜筋」の2種類に分けられます。外腹斜筋はわき腹の一番外側、内腹斜筋は外腹斜筋の内側にあり、ともに上体の前屈、側屈(体を横に倒す動き)、回旋の動きを担っています。中でも、腹斜筋が大きく関わるのが側屈の動きです。

前屈、側屈、回旋――つまり、腹斜筋の働きはスイングにダイレクトに影響するといえるのです。

ところが、わき腹の筋肉(腹斜筋)は普段、あまり意識されることがなく、日常生活でも動かす機会がそれほどありません。特に、デスクワークなどでイスに座っている時間は、わき腹の筋肉が活躍するような動きがほとんどありません。「エクササイズをするぞ!」と思わない限り、側屈の動きもしないと思います。
そのため、この部分が弱く、硬くなっているゴルファーが多いのです。

するとどうなるかというと、バックスイングで上体をしっかり捻転することがでません。上半身と下半身の捻転差が不十分になるため、飛ばしのパワーが生まれずスコアもダウン。スイング中、上体も起き上がりやすくなります。 スイング自体が不安定になって、再現性も低くなるのです。

ウエストについた、ぽよぽよのぜい肉が気になっている、という女性も少なくないでしょう。そう、わき腹を鍛えることはゴルフに効果的なばかりか、すっきりとしたくびれをつくることにもつながるのです。

ぜひ、以下に紹介する2つのエクササイズを行ってください。
一度やってみると、「わき腹が伸びる感覚」が分かると思います。同時に、日頃わき腹の筋肉をいかに使っていなかったか、という点にも気づくはずです。

飛距離を伸ばすには、力だけではダメ。身体のしなやかさがあってこそ、そのパワーが発揮できるのです。