理想のスイング軌道は“往復素振り”ですぐに身に付く!

吉本 舞の“ゴルフ上達の近道”を教えちゃいます! 第5回

2020/11/28 ゴルフサプリ編集部



ゴルフがあっという間にうまくなれるコツを、吉本舞がわかりやすくレッスンするシリーズ。今回は正しいスイングのイメージがすぐにつかめる練習法を紹介する。「一番のオススメは往復素振りです。この練習を繰り返すだけで、自分に合ったナチュラルスイングが身につきますよ」と吉本はいう。さっそく始めてみよう。

往復素振りとはトップとフィニッシュの間を連続してスイングする練習です。クラブはドライバーでもいいのですが、最初は7〜8番アイアンがいいでしょう。通常のアドレスを作り、トップの位置まで振り上げてフィニッシュまで振り抜いたら、フィニッシュから切り返して、またトップの位置へと上げていきます。

これを繰り返すとクラブヘッドの動きがよくわかりますし、スイング全体の流れがつかめてくるんですよ。バックスイング側の動きとフォロースルー側の動きが左右対称形となるようにカラダがスムーズに動きやすくて、スイングの軸もキープしやすい。バックスイング中のコッキングも自然にでき、リリースのタイミングもつかめます。

ところがカラダの動きがよくないと、この往復素振りができません。ボールをすくい上げるような動きや、上体が突っ込むような動きになっては、左右対称形のスイングで振れず、クラブヘッドの軌道が大きく波打ってしまいます。ショットを打つときにボールを上げようとしてインパクトで体重が右足に残ったり、バックスイングで上体が右に流れて、その反動からインパクトでは上体が突っ込んでしまったりしやすい人は、とくに往復素振りを多めにしてくださいね。練習場でボールを100発打つよりも、往復素振りを10〜20回したほうがずっと効果が高いですから。