インパクトゾーンでのクラブヘッドの正しい動かし方をマスターして正しいインパクトを作ろう!!

吉本 舞の“ゴルフ上達の近道”を教えちゃいます! 第9回

2020/12/26 ゴルフサプリ編集部



ゴルフがあっという間にうまくなれるコツを、吉本舞がわかりやすくレッスンするシリーズ。今回のテーマはボールを正確にとらえるためのインパクトの作り方。「ポイントは“真っすぐ”を正しく理解することです」と吉本。真っすぐの勘違いをなくせばグッドショットの回数が増えるそうだが、一体どういうことだろうか!?

ゴルフのスイングはテークバックの始動からフィニッシュに至るまでの一連の動作ですが、もっとも重要なパーツはもちろんインパクトです。クラブのフェース面とボールがコンタクトするインパクトの瞬間のクラブヘッドの軌道や入射角、フェースの向きなどでショットの結果がすべて決まるといっても過言ではありません。

インパクトはほんの一瞬ですから、自分でコントロールするのはほとんど不可能でしょう。でもインパクトの理想形を正しく理解しておくことはとても重要。インパクトの基本原則は左足体重とハンドファーストの2つです。インパクトで右足体重になるとハンドファーストの形が作れず、両手よりもクラブヘッドが先に出たハンドレートのインパクトになってしまいます。

インパクトの理想形を理解するには練習場のマットの端の段差を利用するといいですよ。マットの端にフェース面を当ててアドレスの姿勢を作り、フェース面を真っすぐ押しましょう。アドレスでは体重が左右均等でも、フェース面を強く押そうと思えば腰を左に回して体重を左足に乗せるはず。両手の位置はアドレスよりも少し目標側となり、自然とハンドファーストの形が作られます。これがボールにパワーを効率よく伝えられる体勢です。体重が右足に乗ったままではフェース面を強く押せませんよね。でも実際のスイングではこうしたハンドレートのインパクトになっているゴルファーの方がとても多いんです。