ドライバーで真っすぐ打ちたいなら、ダウンスイングは「タメない」!!

大西翔太コーチが教える「ゴルフスイングのツボ」 VOL.3

2020/11/20 ゴルフサプリ編集部



理論をわかりやすく展開し、実戦ですぐに役立つレッスンで大人気の大西翔太コーチ。
その大西コーチが、誰も知らなかったゴルフスイングのツボをこっそり教えてくれた。第3回は、ダウンスイングでクラブをどう振り下ろしたらいいかを解説。「正しいダウンスイングは、タメを作らないイメージです」と大西コーチはいう。

皆さん、こんにちは。ツアープロコーチの大西翔太です。今回はドライバーショットのダウンスイングについてのアドバイスをお送りします。ドライバーの飛ばしの法則の一つとして、「ダウンスイングでタメを作る」と聞いたことがあるでしょう。トップから右ヒジを右ワキ腹に引きつけてクラブヘッドを遅らせるように振り下ろし、インパクトでクラブヘッドを一気に加速させるというわけです。タメが大きければ大きいほどパワーアップするという考え方ですが、これを意識するとスライスやヒッカケが生じやすくて、案外うまく当たらないなと感じていませんか?

腕でタメを作ろうと思うと、腕をカラダに引きつけることになりますよね。そうするとカラダと腕の間隔が近くなりすぎて、腕や手の通り道が極端に狭くなってしまいます。ダウンスイングの軌道が鋭角になりすぎる。腕や手の通り道がなくなって、インパクトで手が先に出てしまう。右肩が前に突っ込んだり、右肩が下がったりしやすい。このように負の連鎖が起こって、ミート率が低下してしまうのです。こうした悪循環を断ち切るには、手やグリップをカラダから遠く離すイメージでダウンスイングしましょう。切り返しの段階からクラブをカラダの遠くから振り下ろす感覚です。