アイアンで番手なりの距離を打ちたいなら、インサイドインの軌道で振るべし!

大西翔太コーチが教える「ゴルフスイングのツボ」 VOL.5

2020/12/04 ゴルフサプリ編集部



理論をわかりやすく展開し、実戦ですぐに役立つレッスンで大人気の大西翔太コーチ。
その大西コーチが、誰も知らなかったゴルフスイングのツボをこっそり教えてくれた。第5回は、アイアンショットでクラブのロフト角どおりのキャリーが打てるようになるコツをアドバイス。大西コーチが取っておきの練習法を紹介してくれた。

皆さん、こんにちは。ツアープロコーチの大西翔太です。今回もアイアンショットの上達法についてお話したいと思います。最近では3番や4番などの難しいロングアイアンがほとんど使われなくなり、大半のゴルファーは5番、または6番アイアン以下のクラブをキャディバッグに入れていることでしょう。今どきのアイアンは昔のアイアンよりもボールが上がりやすくて、やさしく打てるようになりましたが、それでもダフリやトップがよく出てしまうという方が多くいらっしゃいます。またクラブのロフト角どおりのキャリーが打てないと悩みを訴える方も少なくありません。

プロや上級者たちはクラブの番手ごとのキャリーを打ち分ける技術を備えています。ところがアベレージクラスのゴルファーの方々は、「6番で打っても7番で打っても距離がほとんど変わらない」とよく口にします。こうした現象が起こる原因はゴルファー個々で異なりますが、クラブヘッドの入り方が安定していないところに一番の問題点があると思います。

そこでオススメしたい練習法がこれ。まずスポーツタオルを用意してください。タオルを縦に折って、細長い帯状にします。そして飛球線と平行となるように地面に置きます。ボールとタオルの間隔は5センチ程度、アドレスしたときにクラブヘッドの先端からタオルが少し離れるくらいまで近くに置きましょう。そしてクラブヘッドがタオルに触れないようにボールを打つのです。練習場のマットの上で練習するときもタオルを活用するのがいいでしょう。クラブやアライメントポールではクラブヘッドが当たったときに危険ですから避けましょう。