入るパットは「構え方」から違う!プロはラインに構える。アマはボールに構える?

日下部光隆の傾斜対応パットテク|第1回 上り傾斜

2020/11/12 ゴルフトゥデイ 編集部



アマチュアが最も苦手とする傾斜にかかるパッティングだが、ポイントをしっかり押さえておけば大丈夫とパット名人の日下部光隆は言う。連載一回目の「上り傾斜」では、ラインのヨミ方とタッチの出し方をレクチャーする。

GOLF TODAY本誌 No.581/62〜65ページより

上り傾斜のパティングでまず大事なのは、ラインの読みとセットアップです。まずボールの後ろからカップまでの全体像を見て、ラインが決まったら距離に合わせた素振りをして、ターゲットを見続けながらボールに近づきます。

セットアップするまでは体を正面にしてターゲットに向け、フェースアングルが合ったなと思ったら初めて下を向きフェースをボールに合わせます。打つ前に再度ラインを見たら、なるべく早くストロークをして打ちます。

このようにラインを見続けることで、傾斜やラインのイメージが消えることなく、また体がオープンになった状態でアドレスに入れるのでフェースもターゲットにきちんとセットをすることができるのです。

多くのアマチュアの人は、後方からラインを確認してから後、ラインではなくボールを見ながらセットアップをしにいきます。それで傾斜やラインの情報は一旦消えてしまいますし、ボールを見ながら構えに入ることで、左肩が被ったりしてスクエアなセットアップが出来ないといったことが起こります。

傾斜の時のセットアップでは、ラインを見る時間を長くするように心がけてみましょう。