飛距離365ヤード!高島早百合のドライバースイングの秘密【Vol.7】

アマチュアは無理に腰を切りすぎかも……インパクトで腰を回しすぎないほうが、飛ぶ!

2020/12/17 ゴルフサプリ編集部



男性のドラコン選手には筋肉ムキムキの選手や180センチを超える大柄な選手も多い。しかし、女子のドラコン日本記録保持者である高島早百合は身長も173センチで細身の体格。それでも公式記録365ヤードを出したヒミツはどこにあるのか?

よく飛距離アップのためには「腰を回せ」とか「下半身リード」と言われますが、アマチュアの皆さんは腰を回しすぎてしまって飛ばない人が多いです。

私の感覚としてはインパクトで胸と腕が正面を向いたとき、腰はそんなに回っていません。切り返しでは腰から動き出しますが、回すというより踏み込む感覚です。腰が回りすぎないことで胸もボールに向いて、アドレスのポジションに戻しやすいです。腰が正面を向いたまま、フェースターンできれば最もつかまったボールが打てます。

しかし、飛ばないと悩んでいるアマチュアのスイングを見ると、インパクトでは腰が左に回転しすぎていて、おへそがすでに目標方向を向いている人が多いです。それは腰が抜けている状態で、体の力がボールに伝わりません。なのに、飛距離が出ないと、どんどん腰を早く回そうとする人が多いです。

腰の回転が早くなりすぎる原因の1つが、左足への体重移動が大きすぎて、腰が左に流れることです。それを抑えるためには体重移動よりもカカトで回転することを意識した方が腰と腕の動きが同調するのでインパクトで腰と腕をボールに向けやすいです。腰がボールに対して正対していないと、100%の力はボールに伝わりません!