基本となる再現性の高い「振り子」の動きにはストロークとパターのマッチングが重要だ|目澤秀憲のゴルフ再構築レッスンVol.6
脱!万年アベレージゴルファー「ゴルフ リビルド レッスン」
ゴルフでもっとも大切ともいえる、パッティング。「まずはショット同様、自分のストロークタイプを知ることが大事」と、目澤秀憲コーチ。基本のイメージと、意識するべきポイントを教わった。
GOLF TODAY本誌 No.583 162〜165ページより
坪井 パッティングは、いわゆる普通のスイングとは考え方が違うのでしょうか?
目澤 基本的な考え方は同じです。ストロークの軌道や、インパクトでボールのどこを打つかによって、ボールのパフォーマンス、つまり転がり方が少なからず影響を受けます。ただし、“正解”はありませんから、まずは自身のストロークの傾向を知ることが大切です。
坪井 “真っすぐ引いて真っすぐ出す”ことが正解というわけではないんですね。
目澤 たしかに、それができればボールは真っすぐ転がるとは思いますが、現実的には無理があリます。グリーン面は芝が生えているので、ボールはわずかですが沈んでいます。そこから出して前に転がすためにはロフトを生かす必要がある。そのこととストレート軌道を両立するのは難しいです。
坪井 なるほど。では、自分のストロークを知ることで、どんないいことがあるのでしょう?
目澤 お手持ちのパターに合うストローク、もしくはご自身ストロークに合うパターを知ることができます。パターとの相性を高めることは、パッティング上達の最短ルート。そうすることで、タッチが合うようになり、タッチが合えばラインも読めるようになるでしょう。
坪井 早速、確かめてみます!