飛距離365ヤード!高島早百合のドライバースイングの秘密【Vol.9】

スイング中、ずっとゆるゆるでは飛びません! アドレスでは脱力してもインパクトでは全身で100%の力を出す!

2021/01/19 ゴルフサプリ編集部



男性のドラコン選手には筋肉ムキムキの選手や180センチを超える大柄な選手も多い。しかし、女子のドラコン日本記録保持者である高島早百合は身長も173センチで細身の体格。それでも公式記録365ヤードを出したヒミツはどこにあるのか?

GOLF TODAY本誌 No.583 108〜109ページより

最近は「腕を脱力して、ゆるゆるで打つ」というレッスンもありますし、実際に女子プロでもあまり力を入れないで方向性重視のスイングをしている人もいます。しかし、ずっと脱力したままでは最大限の飛距離は出ません。

私の感覚としてはアドレスでは完全に脱力して、グリップもゆるゆるです。そのままの力加減でバックスイングからトップを作ります。トップまで脱力していることはすごく重要で、体が回りやすくなって捻転も深くなります。

そして、ダウンスイングから徐々に力を入れて、ハーフウェイダウンで70%くらい、インパクトの瞬間に100%の力を入れると最も飛距離が出るスイングになります。

ドラコン競技に出たときは、特に当たる瞬間に100%のパワーを出し切ることを意識しています。ただし、腕や手首で100%の力を入れるのではありません。しっかり地面を蹴って、下半身からのパワーで100%の力をボールに伝えることが大切です。