メジャー大会の最終日に強さを発揮した原英莉花の進化
黄金&プラチナ世代女子プロの強さの秘密3|原英莉花はファイナルラウンドの平均ストロークが2位
真の王者は最終日やメジャーで強さを発揮する。昨季、この言葉どおりの堂々たる活躍を見せたのが原英莉花だ。勝った2試合は両方ともメジャー大会。「日本女子オープン」と最終戦の「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」だった。
昨シーズンの平均ストロークの1位は、最多勝となる3勝をあげた古江彩佳。全体でも最終日でも1位と常に安定したスコアだった。
一方で最終日だけ古江に次ぐ2位という好スコアをおさめた選手がいた。原英莉花だ。「71.1778」と11位だった平均ストロークが最終ラウンドは「69.5000」と2位。昨年はほとんどの試合で最終日に順位を上げていた。
優勝争いをしている時はもちろん、1打が獲得賞金額に大きく影響するプロにとって最終日はスコアを伸ばして順位を上げたいもの。真に実力のある選手のように、原は最終日に強さを発揮した。