飛距離365ヤード!高島早百合のドライバースイングの秘密【Vol.10】(最終回)
インパクトで終わりじゃダメ! フォローまでネジれを残して手打ち解消!
男性のドラコン選手には筋肉ムキムキの選手や180センチを超える大柄な選手も多い。しかし、女子のドラコン日本記録保持者である高島早百合は身長も173センチで細身の体格。それでも公式記録365ヤードを出したヒミツはどこにあるのか?
GOLF TODAY本誌 No.584 108〜109ページより
飛ばない原因のひとつとして、インパクトでのゆるみがあります。これは決して初心者だけでなくて、中・上級者でもインパクトを合わせる技術を身につけてしまって、グリップをゆるめてしまう人は多いです。
そのゆるみを解消しようとして、グリップを強く握ってしまうと、逆に手打ちになって飛びません。正しくは、体のネジれをキープし続けることです。インパクト後に体の力を抜いてしまう感覚ではなくて、フォローまで下半身と上半身がネジれている姿勢を作る。そうすれば腕だけがゆるむことなく、体と同調しているのでインパクトの瞬間にゆるむことはありません。
プロゴルファーはフォローではなく、フィニッシュまで体をゆるませていません。よく試合中でもドライバーショットの後にクラブを体の前に戻す動きがますが、あれは体が最後までネジれているから、そのネジり戻しでクラブが体の前に戻ってきているのです。