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飛距離365ヤード!高島早百合のドライバースイングの秘密【Vol.10】(最終回)

インパクトで終わりじゃダメ! フォローまでネジれを残して手打ち解消!

2021/02/27 ゴルフサプリ編集部

男性のドラコン選手には筋肉ムキムキの選手や180センチを超える大柄な選手も多い。しかし、女子のドラコン日本記録保持者である高島早百合は身長も173センチで細身の体格。それでも公式記録365ヤードを出したヒミツはどこにあるのか?

GOLF TODAY本誌 No.584 108〜109ページより

上半身を回さないと手打ちでゆるんでしまう

手だけで打ってしまうと、胸が回らずに上半身が目標方向を向かないので、フォローまでネジれがキープできない。

インパクトでのゆるみは手ではなく、体で解消!

飛ばない原因のひとつとして、インパクトでのゆるみがあります。これは決して初心者だけでなくて、中・上級者でもインパクトを合わせる技術を身につけてしまって、グリップをゆるめてしまう人は多いです。

そのゆるみを解消しようとして、グリップを強く握ってしまうと、逆に手打ちになって飛びません。正しくは、体のネジれをキープし続けることです。インパクト後に体の力を抜いてしまう感覚ではなくて、フォローまで下半身と上半身がネジれている姿勢を作る。そうすれば腕だけがゆるむことなく、体と同調しているのでインパクトの瞬間にゆるむことはありません。

プロゴルファーはフォローではなく、フィニッシュまで体をゆるませていません。よく試合中でもドライバーショットの後にクラブを体の前に戻す動きがますが、あれは体が最後までネジれているから、そのネジり戻しでクラブが体の前に戻ってきているのです。

フォローではヘッドと逆方向に引っ張り合う力を!

フォローで体が突っ込んだり、体が傾くとネジれはできない。フォローではヘッドと逆方向に引っ張り合う力をかけると軸が安定して、ヘッドスピードも上がる。

フォローでネジれがあるからフィニッシュ後にクラブを戻す

フィニッシュまで上半身がネジれたスイングができれば、自然なゆり戻しでクラブを体の前に戻す動きになる。

ネジれがあれば、体が開かない!

フォローまで目線が地面(アドレス時のボール)を見ていれば、体が開かず、左の股関節を回しながらネジれを作りやすい。

取材協力/武蔵丘GC


飛距離365ヤード!高島早百合のドライバースイングの秘密

 前回(Vol.9)を読む

【飛距離365ヤード!高島早百合のドライバースイングの秘密】
●Vol.1:シャットに上げて高いトップからタテに振る!
●Vol.2:正しい捻転は「回さない」ことが条件!
●Vol.3:腕や肩よりもまずは胸を90度回す!
●Vol.4:ワイドスタンスにしたときも、ヘッドは体のセンター
●Vol.5:小指で握ると、スナップでヘッドが加速し、ハンドファーストに!
●Vol.6:ダウンスイングでボールに向かって加速するには、手首を斜めじゃなくて、真下に動かす
●Vol.7:アマチュアは無理に腰を切りすぎかも……インパクトで腰を回しすぎないほうが、飛ぶ!
●Vol.8:フォローが低いと絶対に飛びません!手首を180度返せば高いフォローになる!
●Vol.9:スイング中、ずっとゆるゆるでは飛びません! アドレスでは脱力してもインパクトでは全身で100%の力を出す!
●Vol.10(最終回):インパクトで終わりじゃダメ! フォローまでネジれを残して手打ち解消!