ドライバーの「振り遅れスライス」対策方法

人気プロコーチ・大西翔太がわかりやすく解説!

2021/07/02 ゴルフサプリ編集部



ドライバーはスライスばかり出て困ってしまう。そんなゴルファーは周りの人たちに大抵は「振り遅れているからだよ」と指摘されるはず。でも、どうして振り遅れスライスとなってしまうのだろうか。そこで大西翔太コーチに、振り遅れスライスの原因と対策法をわかりやすく解説してもらうとしよう。振り遅れスライスが止まれば、フェアウエイに真っすぐ飛んでいくロングショットが打てるようになる!

振り遅れスライスとはダウンスイングで手元が先行してカラダが早く開くために、ヘッドが遅れて下りてきてインパクトでフェースが大きく開いて当たってしまうミスです。当たりが薄くてボールが最初から目標よりも右に飛び出し、途中からさらに右に曲がるため、フェアウェイキープの確率はほぼゼロ。右サイドのOBや池、林、崖などに打ち込んでしまいやすく、大叩きの危険性をはらんでいます。

どうして振り遅れスライスになるかというと、一番の原因はテークバックでフェースを開いてしまうこと。ドライバーは14本のクラブの中でヘッドがもっとも大きく、ヘッドの重心位置がシャフト軸の延長よりも右側にあります。そのためテークバックでヘッドの重心が右側に移動することで、フェースが開きやすいのです。今どきの460ccの超大型ヘッドは特にその傾向が強まっていて、以前よりも振り遅れスライスに悩まされるゴルファーが増えています。