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スイング中のグリッププレッシャーは“変えない”より“変わりすぎない”が正解?

もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話

2026/01/26 ゴルフサプリ編集部 もう少しでシングル

「グリップは緩めに」、「グリッププレッシャーは一定に保ちましょう」。レッスンや記事でよく聞くアドバイスですが、実際にスイングしてみると、切り返しやインパクトでどうしても力が入ってしまい、「結局、一定ってどういうこと?」と疑問に感じたことはないでしょうか?実は、スイング中ずっと同じ強さで握り続けること自体が、そもそも現実的ではありません。大切なのは変えないことではなく、変わり過ぎないことだと思います。

「グリップを一定に」は本当に正解? その意味を考える

先日、ゴルフ友達とこんな話になりました。ゴルフ友達から「グリッププレッシャーが緩めの方がクラブが走るのは体感的にわかる。でも、グリッププレッシャーを一定に保つという記事をたまに見る。インパクトの時にはグッと力が入ると思うけど、アドレスの時の強さをキープすることはできるの?」と聞かれました。私は「さすがにスイング中のグリッププレッシャーを一定に保つのはできないと思うよ。やっぱり、切り返しやインパクトのグリッププレッシャーは意識しなくても強くなるからね」と答えました。ゴルフ友達から「できないなら、なぜ一定に保つというアドバイスになるの?」とさらに聞かれました。私は「一定というのは、グリッププレッシャー自体というよりは、急に力を入れて変えないという意識をキープすることと整理しているよ」と答えました。

みなさんは、グリップをどのぐらいの強さで握っていますか?私はゴルフを始めた頃にグリップは緩めに握った方が良いとアドバイスされましたが、実際に緩く握れるようになるには相当時間がかかりました。さらに、スイング中にグリッププレッシャーを一定に保てと言われると、完全にパニックなっていました。今回はわかりやすいようで実行するのが難しい、グリッププレッシャーについて説明させいただきます。

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スイング中ずっとグリッププレッシャーを完全に一定に保つことは、現実的にはほぼ不可能です。クラブはスイング中に重さや動きが変化し、人間の身体はそれに自然に反応します。そのため、意識しなくても力感はわずかに変わります。たとえば、アドレスで10段階の2〜3程度の緩めに握っていた場合、切り返しでは4〜5、インパクトでは6〜7程度まで自然に強くなるのが一般的です。これはミスではなく、スイング構造上ごく自然な変化だと考えて問題ありません。では、レッスンでよく言われる「グリッププレッシャーを一定に保つ」とは、どういう意味なのでしょうか。これは「数値的に同じ強さを維持する」という意味ではなく、「場面ごとに急激に強くしない」、「インパクト直前で一気に力を入れない」という注意喚起です。変化そのものを否定しているのではなく、入り過ぎを防ぐための表現だと捉えると理解しやすくなります。

では、その基準になる緩めとはどれくらいの強さだと思いますか? 目安は10段階でいうと2〜3程度です。これは、クラブを落とさない最低限の力でありながら、指や手首に余白が残っている状態です。歯磨き粉のチューブを潰さずに持つ、生卵を割らないように包む、といった表現でよく説明されますが、イメージできますか? ポイントは、手のひら全体で強く握らず、中指・薬指を中心に支えていること。親指と人差し指は添えるだけで十分だと思います。この2〜3がベストな理由は、切り返しで自然に力が加わっても、5〜6程度で収まりやすいからです。逆に、最初から5〜6で握っていると、切り返しやインパクトでは7以上に跳ね上がりやすく、手首が固まりやすくなります。最初を緩めに作ることで、結果的にスイング全体の力感が一定に近づきやすくなります。ここは、多くのアマチュアが勘違いしやすいポイントです。

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アドレスで2〜3で握れていても、切り返しで多少力が入るのは自然なことです。切り返しではクラブの動きが一度止まり、方向が逆転します。この瞬間、クラブを落としたくないという防御反応が無意識に働きます。また、トップから打ちにいこうとする意識が強いと、腕や手が主役になり、クラブを制御するために力が入ってしまいます。問題は、力が入ること自体ではなく、短時間で一気に強くなってしまうこと。特に腕主導で切り返すと、握らないとクラブを扱えなくなり、グリッププレッシャーは急激に上がります。切り返しは振る場面ではなく、下半身が動き出すのを待つ場面です。ここを取り違えることが、力が入り過ぎる最大の原因です。

グリッププレッシャーを安定させようとすると、スイング中のすべての動作で気を付けたくなりますが、実は意識すべきポイントには明確な優先順位があります。最も重要なのはアドレス。ここだけは時間があり、力感を正確に確認できます。アドレスで2〜3を作れていれば、その後の変化は自然な範囲に収まりやすくなります。次に重要なのが切り返し。力を抜こうとする必要はありませんが、腕ではなく下半身が先という考え方だけは持っておきたいです。一方、テークバックは意識しすぎない方が安定します。アドレスで作った力感をそのまま運ぶだけで十分です。インパクトは一瞬の反射の世界なので、力を調整しようとするのは逆効果だと思います。

力が入り過ぎない切り返しを身につけるには、力を抜こうと意識するよりも、自然と握れなくなる状況を作る方が効果的です。おすすめなのが「トップで一瞬止めて、下半身だけ動かす」ドリル。まずグリッププレッシャーを2〜3で作り、ゆっくりトップまで上げます。トップで1秒弱静止したら、腕や手を使わず、腰や左足など下半身だけを先に動かします。すると、腕とクラブは勝手に遅れて下りてきます。このとき、手元が一瞬フワッと軽く感じたり、「これで当たるのかな?」という違和感が出れば成功です。このドリルの目的は、切り返しで腕を主役にできない状況を作ること。腕で操作できないため、グリップを強く握る必要がなくなります。練習場では7割程度のスイングでボールを打ってみましょう。ラウンド中は素振りでその感覚を思い出すだけでも効果があります。

それでは、引き続きアマチュアゴルファー目線で役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。

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プロフィール

もう少しでシングル(ペンネーム)
東京都内在住の40代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGA/USGAハンディキャップは7.5。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営。