スペイン人初の全米オープン制覇! バンカーから「攻めない一打」が劇的バーディにつながった
プロキャディー・ゴルフ解説者の“世界の杉ちゃん”こと、杉澤伸章氏が海外メジャー現地からレポート! 世界で最もハードなコースセッティングの『全米オープン』を解説。今回は、東京五輪・男子ゴルフ競技の出場が、直前の新型コロナウイルス感染によって絶たれたラームの優勝を決めた一打にフォーカス。
GOLF TODAY本誌 No.590/71ページより
「全米オープン」と言えば世界で最もハードなコースセッティングで長いラフと硬いグリーンが名物ですが、今年のトーリーパインズを現地で見た印象としてはすごくフェアなセッティングだと感じました。ラフに関してはファーストカット、セカンドカット、サードカットと長さを変えていて、曲げた分だけ難しいライにしていました。それとグリーンもサンディエゴ周辺は朝に濃霧が出るのでそこまで短く刈って、速くはできない。だから、試合も実力者が上位に来る展開になったと思います。