笹生優花・全米女子オープン覇者に学ぶ「左」の使い方
マキロイ型スイングで全米女子オープン優勝!
「全米女子オープン」優勝の偉業を達成し、東京五輪では金メダルの大本命に挙げられる笹生。そのスイングに関しては、昨年の日本女子ツアーで2試合連続優勝を飾った頃から「今までの女子プロとはレベルが違う」と、称賛する声が多かった。そのスイングからアマチュアが学ぶべきところは?
GOLF TODAY本誌 No.590 124〜129ページより
女子プロで300ヤード飛ばせる選手が現れるなんて昔は考えられなかったですが、笹生選手の場合は昨年のデビュー当時から衝撃的なスイングでしたし、このスイングなら300ヤード飛んでもおかしくないと思いました。
飛距離が出せる最大の要因は、スイングアークの大きさです。バックスイングでは、男子ツアープロにも負けない大きな軌道からトップを作って、トップではしっかり左腕を伸ばしています。そこから強靭な下半身を生かしてクラブを下ろしているので男子ツアープロ級のヘッドスピードを実現しているのです。
またアプローチでも左腕を伸ばしているので、手打ちになりにくい。さらに体の左サイドを上手く使っていることで、クラブヘッドがダウンブローに下りる軌道になっています。
笹生選手のスイングを参考にするならドライバーでもアプローチでも、左サイドの使い方がカギです。次ページからは、具体的な使い方を詳しく紹介しましょう!