ウェッジのフィッティングで、劇的に打ちやすくなる事例が続出!
ゴルフライターT島が切り込む!フィッティングショップだから分かるゴルフギア最新事情/第7回
ドライバーやアイアンはフィッティングの経験があっても、ウェッジは一度もないという方は多いのではないでしょうか?今回はT島氏がウェッジのフィッティング事情についてレポートします。
写真提供/大蔵ゴルフスタジオ
ゴルフライターのT島です。今回のテーマはウェッジ。あれ? 今ちょっとテンション下がりましたよね? ゴルフのレベルが上がれば上がるほど、ショートゲームの重要性が身にしみてわかるようになるものですが、ウェッジってなんとなく“とりあえず売れている◯ーケイでいいか!”ってなっていませんか?
フィッターの金子氏はウェッジの重要性についてこう話してくれました。「ウェッジって、あまり差がないと思われがちです。“そんなに変わらないなら人気があってカッコいいヤツを買おう!”と思っている人が多いみたいですね。実はヘッドの形状や、ソールの幅や削り方、ハンス角、リーディングエッジのオフセットの付き具合、そしてシャフトをフィッティングすると、劇的に打ちやすくなったりします」
ということは、劇的に合ってないウェッジを使っている人も少なくないってことでしょうか? 「まあはっきりいうとそう言うケースもありました。“アプローチイップスというお客様が、ウエッジを変えたら以前のようにアプローチできるようになったということも」
T島のまわりでアプローチイップスで悩んでいる方って、かなり上手い人なんです(下手とイップスは違いますし)。やっぱり求めるレベルが違うから、追い込まれるのでしょうけど、ウェッジを色々買い替えて、“あーでもないこーでもない”とやっているうちに、自分を見失う人が多い気がします。
「フェースのオフセット具合(グース、ストレートネック)、バンス角(ハイバンス、ローバンス)などは、皆さんも気にされていると思います。バンス角の頂点がどこにあるか? トレーディングエッジの具合、そして意外と見落としがちなのがシャフトです。大手メーカーのウェッジに装着されているのは、スチールシャフトが2種類ぐらいと言うメーカーが多いです。皆さん意外とご存じないと思いますが、ウェッジに装着するシャフトはかなりの種類があるんです。ウチにある試打シャフトだけで50本くらい、ウェッジ専用というのもありますし、アイアンシャフトからの流れもありますが、フィッティングするとお客様も驚かれます」(金子フィッター)
ウェッジの試打シャフト、確かに50本ありますね。打ってみるとホントに違いがわかるんですよ。それもフルショットではなくて、10ヤードのアプローチでも違いがすごくわかるのです。パターのシャフトもそうなのですが、ヘッドをゆっくり動かすショットって違いがわかりやすいと思います。「俺は違いのわからないオトコ」と言う方も一度試して欲しいと思いますよ。