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ウェッジの飛距離の目安|PW・AW・SWの使い分け方

2024/05/24 ゴルフサプリ編集部

ウェッジ,ゴルフボール

この記事ではウェッジの飛距離の目安について、いろいろとお話しします。一般的にウェッジは飛ばすクラブではなく、アプローチショット等で多用する方向性重視のクラブです。そのため飛距離性能よりも、スピン性能といった方向性に深く関わる事柄を重視して選ぶのが一般的です。

とはいえ、飛ばないよりも、飛んだほうがスコアをまとめやすいため、この記事を参考にしてもらえればと思います。

目次

ウェッジはどんな飛距離を打つゴルフクラブ?

ゴルファー,アプローチショット

ウェッジとは主にアプローチショットなど、短い距離を打つときに多用するクラブです。アプローチショットは飛距離を求めるのではなく、グリーンやピンを狙うショットなので、ウェッジは方向性を重視したクラブと考えれば間違いないでしょう。

ポイント

  • ウェッジは短い距離のアプローチで使用するクラブ
  • ウェッジの飛距離は60~130ヤードが目安
  • PW・AW・SWの飛距離目安・使い分け方

ウェッジは短い距離のアプローチで使用するクラブ

ウェッジはアプローチショットなど、比較的短い距離を打つときに使用するクラブです。アプローチショットは飛ばすショットではないため、ウェッジは方向性を重視したクラブと言えます。

そのため、ウェッジに求められるものは、一般的にスピン性能になるようです。またソールの形に工夫を凝らし、よりアプローチショットが打ちやすくしてある物もたくさんあります。

ウェッジの飛距離は60~130ヤードが目安

一般的にウェッジはPW(ピッチングウェッジ)、AW(アプローチウェッジ)、PS(ピッチングサンド)、SW(サンドウェッジ)、LW (ロブウェッジ)などがあります。それぞれロフト角が違うため、フルショットしたときの飛距離も変わります。

スコア100前後のアベレージゴルファーなら大まかな目安として、60~130ヤード程度打つことができれば問題ないと思います。

PW・AW・SWの飛距離目安・使い分け方

よく使われるウェッジは、PW(ピッチングウェッジ)、AW(アプローチウェッジ)、SW(サンドウェッジ)などがあります。それぞれロフト角やソール形状などが違うため、状況や打ちたいショットに合わせて使い分けます。

ピッチングウェッジ(PW)

一般的にPW(ピッチングウェッジ)はロフト角が42~46度程度になります。メーカーやモデルによって違いはありますが、これくらいのロフト角のウェッジをPWと呼ぶことが多いようです。

飛距離の目安ですが、スコア100前後のアベレージゴルファーの場合、90~120ヤード程度打てれば問題ないでしょう。

グリーンまでの距離が100ヤード前後…というケースで使用されることが多いように感じます。

アプローチウェッジ(AW)

一般的にAW(アプローチウェッジ)はロフト角が48~52度程度になります。メーカーやモデルによって違いはありますが、これくらいのロフト角のウェッジをAWと呼ぶことが多いようです。

飛距離の目安ですが、スコア100前後のアベレージゴルファーの場合、80~100ヤード程度打てれば問題ないでしょう。

グリーンまでの距離が100ヤード以内…というケースで使用されることが多いように感じます。

サンドウェッジ(SW)

一般的にSW(サンドウェッジ)はロフト角が54~58度程度になります。メーカーやモデルによって違いはありますが、これくらいのロフト角のウェッジをSWと呼ぶことが多いようです。

飛距離の目安ですが、スコア100前後のアベレージゴルファーの場合、60~90ヤード程度打てれば問題ないでしょう。

グリーン周りから寄せるときやバンカーショットで使用されることが多いように感じます。

ウェッジの番手・ロフト角と飛距離の関係

ティ,イラスト

ウェッジと飛距離の関係ですが、どのウェッジで、どれくらい飛距離が出れば良いかは一概には言えません。なぜなら、プレーヤーの年齢、性別、体力、技術力、使用ウェッジなどによって飛距離はまったく違うためです。

そもそもウェッジは飛距離を稼ぐためのクラブではなく、狙った所にボールを運ぶ方向性を重視したクラブです。そのためウェッジに飛距離性能を求めるのは勘違いでは…と思います。

ゴルフは飛距離を競うゲームではありませんが、飛ばないよりも、飛んだほうが有利な一面があります。とはいえ、グリーン周りからピンを狙うアプローチショットに飛距離は不要。

このことから、飛ぶウェッジよりも、自分が狙った所へボールを運びやすい物をチョイスすることが大切です。

ウェッジの飛距離の目安【ロフト角別】

ウェッジ,ロフト角

ロフト角男性(HS40m/s)女性(HS34m/s)
44度100ヤード80ヤード
46度100ヤード80ヤード
48度90ヤード70ヤード
50度90ヤード70ヤード
52度80ヤード60ヤード
54度80ヤード60ヤード
56度70ヤード50ヤード
58度70ヤード50ヤード
60度60ヤード40ヤード

上記の表はロフト角別の飛距離の目安になります。ここに記した飛距離はあくまでも大まかな目安に過ぎません。そのため、この距離を打つことができなくても、何も問題ありません。

スコア100前後のアベレージゴルファーはもちろん、ほとんどのアベレージゴルファーは番手通りの距離を打つことは難しいため、ロフト角別飛距離はあくまで目安として考えていただければ良いでしょう。

ウェッジとアイアン・ユーティリティの飛距離の違い

ゴルフ,スイング,練習

■ユーティリティの飛距離目安

番手男性(HS40m/s)女性(HS34m/s)
3UT195ヤード150ヤード
4UT185ヤード145ヤード
5UT175ヤード130ヤード
6UT165ヤード125ヤード

■アイアンの飛距離目安

番手男性(HS40m/s)番手女性(HS34m/s)
3I(19度前後)190ヤード
4I(21度前後)180ヤード
5I(24度前後)170ヤード5I(28度前後)125ヤード
6I(28度前後)160ヤード6I(32度前後)120ヤード
7I(32度前後)150ヤード7I(36度前後)110ヤード
8I(36度前後)140ヤード8I(40度前後)100ヤード
9I(40度前後)130ヤード9I(44度前後)90ヤード

■ウェッジの飛距離目安

ロフト角男性(HS40m/s)女性(HS34m/s)
44度100ヤード80ヤード
46度100ヤード80ヤード
48度90ヤード70ヤード
50度90ヤード70ヤード
52度80ヤード60ヤード
54度80ヤード60ヤード
56度70ヤード50ヤード
58度70ヤード50ヤード
60度60ヤード40ヤード

上記の表はユーティリティ(ハイブリッド)の飛距離の目安、アイアンの飛距離の目安、ウェッジの飛距離の目安です。クラブが違うため、当然、飛距離も違ってきます。

遠くまで飛ばしたいときは、それに見合ったクラブを使い、飛ばす必要がないときは、それに見合ったクラブを使うのがゴルフ。そのためアプローチやグリーン周りで使用するウェッジで、遠くまで飛ばす必要はありません。

ウェッジで飛距離が出ない原因と見直しポイント

ポイント,イラスト

この項ではウェッジで飛距離が出ない主な要因についてお話しします。これまでもお話ししたように、ウェッジは飛ばすクラブではありません。

ただ、クラブなりの飛距離は必要で、それができないのはどうしてなのか…について一般的なことを紹介します。

ポイント

  • クラブのスペックが合っていない
  • ジャストミートすることができない
  • ダウンブローで打つことができない

クラブのスペックが合っていない

使用しているウェッジのスペック等がプレーヤーの技術や体力などと合っていないときは、クラブなりの飛距離が出ないことが多々あります。

プレーヤーにとってクラブの総重量が重すぎると、スピーディーに振ることが難しくなり、ヘッドスピードが上がらず、飛距離が出ない…といったことにつながるでしょう。

またプレーヤーにとってシャフトが硬すぎるとあまりしならないため、シャフト特性を活かすことができず、飛距離が出ないといったことにつながり兼ねません。

ジャストミートすることができない

とても当たり前のことですが、クラブフェースのスイートスポットでボールをきちんと打つ=ジャストミートできないと、クラブなりの飛距離を出すことはできません。これはウェッジに限ったことではなく、どのクラブでも同じです。

ジャストミートするには頭やスイング軸をはじめ、体のムダな動きをなくすこと。つまりスエーせずにスイングすることが何よりも大切です。

高性能の最新モデルを手に入れても、スエーをするときちんとボールを打つことができないため宝の持ち腐れです。

ダウンブローで打つことができない

基本的にゴルフはティアップして打つ場合を除いて、すべてダウンブローで打つことが求められます。

ダウンブローとは、簡単に言うとクラブヘッドがスイングアークの最下点に到達する前にボールをヒットすることです。この打ち方ができないと、多少の差こそあれ、すべてダフっていることになるため、クラブなりの飛距離を出すことはできません。

練習場へ出かけたらボールの手前のマットにガムテープなどを貼り、テープが剥がれないように打つ練習をすると、ダフりにくくなります。

ウェッジで目安の飛距離が出る正しい打ち方

ウェッジ,ゴルフボール

この項ではウェッジでクラブなりの飛距離を出すための打ち方についてお話しします。ウェッジだからといって特別な打ち方はありません。基本に則った動作をきちんと行うことが何よりも大切です。

ポイント

  • バランスの取れたアドレスをつくりましょう
  • スエーをしないでスイングしましょう
  • 大振りしないように気をつけましょう

バランスの取れたアドレスをつくりましょう

極端に背中が丸まっていたり、あまりにも棒立ちだったりすると、基本に則ったスイングは難しいものです。

誰が見てもきれい、そしてバランスが取れていると感じられるアドレスをつくりましょう。
ゴルフスイングはグリップとアドレスが何よりも大切です。ここをルーズにしたり、蔑ろにすると、良いスイングはなかなか身につきません。

好きな選手の動画などを参考にして、どのようなアドレスをしているかチェックして、取り入れましょう。アドレスが良くなると、ウェッジの飛距離も安定するはずです。

スエーをしないでスイングしましょう

ゴルフはボールが小さく、またフェース面も小さいため、スイング中に体が動きすぎてしまうと、きちんとヒットできません。

つまりスエーをすると、打点が不安定になるだけで何ひとつ良いことはありません。
そのため、頭やスイング軸などを絶対に動かさない意識をもって、スイングすることがとても大切です。

知人と練習へ出かけたときなど、頭等が動いてないか見てもらいましょう。また、スイングしている姿を動画撮影して、スエーの有無を確認しましょう。

大振りしないように気をつけましょう

ウェッジに限らず、どのクラブでも大振りは良い結果をもたらしません。

スイング軸を安定させて、コンパクトにスイングすることが打点を安定させる第一歩です。
打点が安定すれば、それに伴ってショットも安定し、飛ぶ距離もクラブに見合ったものになってくるでしょう。

ハーフスイングやスリークウォータースイングを心がけて振るように意識しましょう。これが大振りしないポイントです。

また、力任せにクラブを振ることも、大振りにつながるため避けるようにしましょう。

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宮川岳也

■解説者プロフィール

宮川岳也(みやかわ たけや)
USGTFティーチングプロ。埼玉県の練習場でレッスンを行うとともに、フリーランスのゴルフライターとしても活動している。

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