茨城県笠間市のゴルフによる地域活性化の取り組み

SDGsとゴルフ|第2回

2021/09/05 ゴルフサプリ編集部



SDGsとは,Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称。2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標であり、17のゴール・169のターゲットから構成されている。

SDGsをスポーツで達成しようとする動きの一つに地域の活性化がある。野球、サッカー、バスケットボールなどのチームスポーツでは、本拠地、ホームタウンの名の下に、地域社会に貢献することでSDGs達成を目指す組織が数多く出てきている。実はこのスポーツを通じた地域の活性化の動きは個人スポーツであるゴルフでもあるのだ。

GOLF TODAY本誌 No.591/101ページより

本号が発売される8月5日には、すでにオリンピック男子ゴルフは終了し、女子も2日目を迎えている。単なる出場だけでなくメダリストとなっている可能性も高いが、執筆時は開催前だということだけ先に書かせていただく。

7月5日、茨城県笠間市のホームページに、ワクワク感に溢れた言葉が掲載された。「私たち市民に夢と希望を与えてくれた嬉しいニュースに、感謝と応援を込めた“声”をお送りします」。星野陸也、畑岡奈紗のオリンピック出場決定を伝えるニュースには、彼らが子供の頃から関わってきた市内の関係者の声が多数掲載されていた。

「以前からオリンピックに出たいと話していた夢を有言実行されたのは本当にすごいと思いますし、みんなで喜んでいます。がんばってね!」と話す市内のゴルフセンターの方の声、さらには幼稚園、小学校、中学校の先生など、両選手に関わってきた地域の人々の声はとっても温か。2人の活躍が市民の皆さんの希望になっていることが伝わってくる。