PGAツアー「ウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープン」の取り組み

SDGsとゴルフ|第4回

2021/11/09 ゴルフサプリ編集部



SDGsとは,Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称。2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標であり、17のゴール・169のターゲットから構成されている。

世界の強豪プロが集うPGAツアー。年間約45試合が開催されているが、最も多くのギャラリーを集めるのが2月に開催される「ウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープン」。一週間で70万人以上のギャラリーを動員した年もある。実はこの試合、世界最大の廃棄物ゼロのスポーツイベントとして、世界的に知られている大会でもある。

GOLF TODAY本誌 No.593/101ページより

松山英樹選手が2度優勝している大会ということもあり、「ウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープン」をテレビやネットで観戦したことのある方は多いのではないだろうか?

特に有名なホールは16番(パー3)。スタジアムホールとも呼ばれ、各選手がショットを行うと、このホールだけで約2万人いるというギャラリーが歓声を上げる。そんな光景の裏で大規模イベントとしては画期的なことを成し遂げている。廃棄物ゼロ、カーボンニュートラルを実現しているのだ。

大会のメインスポンサーでもあるウェイスト・マネジメント社は、北米のゴミ収集・廃棄物処理最大手。PGAツアーの公式サイトの記事によると、ウェイスト・マネジメント社は「業界のリーダーとしての役割を真剣に受け止めており、大会の冠スポンサーとしての立場を利用して、廃棄物ゼロの環境ソリューションが可能であり、実際に機能することを示したいと考えている」と話している。