ザンダー・シャウフェレもやっているシャフトの先端をカットする効果とは!?
ゴルフライターT島が切り込む!フィッティングショップだから分かるゴルフギア最新事情/第10回
今回は少しマニアックなネタです。東京五輪・男子ゴルフ、金メダリストのザンダー・シャウフェレもやっているというシャフトの先端をカットする効果について、ゴルフライターT島氏が切り込みます。
写真提供/大蔵ゴルフスタジオ
東京オリンピック皆さんご覧になりました? T島も仕事しながら、様々な競技をネット配信でチェックしていました。大蔵ゴルフスタジオの皆さんは、予約がいっぱいらしくあんまりチェックできなかったようです。
今回は、ちょっと趣向を変えて、ツアープロのシャフトをフィッターとチェックしてみたいと思います。そのツアープロとは、東京五輪・男子ゴルフで金メダルをとったザンダー・シャウフェレです。
ドライバー:グラファイトデザイン ツアーAD BB7 X (先端1インチカット)
3W:グラファイトデザイン ツアーAD DI7 TX (先端1.5インチカット)
7W:グラファイトデザイン ツアーAD DI9 X (先端2インチカット)
アイアン4番~PW 52、56、60度:True Temper Dynamic Gold Tour Issue X100
こんな感じですね。どうですか市川フィッター。
「シャウフェレ選手は、手元のしなり感が欲しい選手みたいですね。ウッド系のシャフトはすべて手元調子です。アイアンも手元調子のダイナミックゴールドですから。アイアンのシャフトはチップカット(シャフトの先端をカットして装着すること)していないんですか?」。
資料には記入がないのでわからないです。ドライバーもカットしていますね。先端をカットすると、シャフトの先の一番柔らかい部分が短くなるから硬くなるのですよね?
「そうですね。カット量にもよりますが、シャフトの硬さが1フレックス変わっちゃうぐらい変わるわけではありませんが、硬くなります。ツアープロらしい微細な調整ですね。我々アマチュアだと、ドライバーに装着する場合先端をカットすることはあまりありません。通常はワンフレックス硬いものを装着します」。