上手くなってからフィッティングをしたほうが良いという勘違い
ゴルフライターT島が切り込む!フィッティングショップだから分かるゴルフギア最新事情/第12回
フィッティングに関しての反応で多いものがある。それは「もっと上手くなってから」とか「もっとスイングが固まってから」、さらには「クラブの違いなんかまだわからないから」など。一定のレベルに達しないとフィッティングは意味がないのか?ゴルフライターT島氏が切り込みます。
写真提供/大蔵ゴルフスタジオ
クラブに悩んでいるという友人にフィッティングを勧めた時、意外と多い反応が気になっています。それは「もっと上手くなってから」とか「もっとスイングが固まってから」だったり「クラブの違いなんかまだわからないから」という反応です。いやいや、そんな心配要らないよ!クラブに悩んでいるなら行けばいいじゃん!!と言うのですが、このことについて、大蔵ゴルフスタジオの市川フィッターに聞いてみました。
「そうですね、電話でのお問い合わせでもよくあります。“もっと上手くなってから”という気持ちはよくわかります。“フィッティングの時にちゃんと当たらなかったら意味ないような気がする”とか、不安になっちゃうみたいです。逆に聞いちゃいますけどT島さんって、クラブを自分でいっぱい買って、シャフトもいろいろ入れ替えて、スイングも色々と変えちゃうじゃないですか? それで、クラブの好みって変わりました?」(市川)
「私ですか? 実はスイングもいろいろ挑戦しているのですが、スイングが良くなると打てるシャフトやクラブって増えてきます。でも好きなシャフト、好きなクラブってあんまり変わらないです。いやほとんど変わらないかな」(T島)
いきなり質問されたT島ですが、好きなシャフト、振りやすいシャフトって変わらないんです。私の場合は手元がしなるシャフトで、先端もほどよく動くものが好みです。いつから? と言われても、ずっとそうだったんですね。逆に手元がしっかりしているシャフトはあまり得意じゃないけど、この仕事を始めてそこそこは打てるようになりました。私の個人的な考えですが、スイング軌道が変わっても、タイミング自体はあまり変わらないからじゃないかと勝手に解釈しています。