Q. 傾斜地のアプローチが苦手です A.自然に立てるポジションで打ちましょう|ゴルフ新理論「グラビティメソッド」

カラダが喜ぶ、グラビティメソッド Season3 vol.16

2021/10/06 ゴルフサプリ編集部



スイング中の重心を整え、再現性を高める「グラビティメソッド」。シーズン3では、ゴルファーの具体的な悩みを解決していきます。今回は傾斜地からのアプローチに関する悩みとその解決方法を解説します。

GOLF TODAY本誌 No.592 96〜97ページより

この連載で何度も紹介していますが、人間は誰でも自然にバランスを取ろうとするセンサーが働いています。よろけながらも踏ん張れたり、不安定な足場でも立っていられるのはそのセンサーが働いているからです。

傾斜地でのアプローチでは、このバランスセンサーを活用します。傾斜に立っただけで、人間は自然にバランスを取るので、安定して立てているはずです。その体重配分のまま打つのが、傾斜地のアプローチで重要なポイントになります。よくあるセオリーでは、傾斜に沿って構える方法と傾斜に鉛直に立つ方法がありますが、強い傾斜になるほど、ミスが出やすくなります。

左足上がりではボールは高く上がりやすく、左足下がりではボールは低くなりやすくなります。その傾向を生かしてシンプルにアプローチするのが可能ですが、中上級者であれば、少しボール位置を動かして球の高さを揃える方法も有効です。