ドライバーの飛距離アップのコツ VOL.4
女子ツアー伝説の飛ばし屋 三塚優子がわかりやすくレッスン!
今でも平均で260ヤード飛ばす三塚優子の持ち球はドローだという。「ドローはターゲットよりも少しだけ右に出て、落ち際から緩やかに左に曲がる球筋です。ドローってフックと思われがちですが、全然違います。ドローはドローですからね」と三塚はいう。そこで飛ばせるドローの打ち方をレッスン。さらにフェードの打ち方も教えてもらおう。
私の場合、ドライバーショットは最初からドローを打っていました。カラダの回転と連動してフェースターンを使ってスイングすれば自然とドローになると教えられましたし、自分なりにナチュラルにスイングした結果、ドローが出ていましたからカラダにすっかりなじんでいるという感じです。
どうすればドローが打てるかというと、フェース面はターゲット、つまりフェアウェイ上の落としたい場所に向けて、カラダはターゲットよりも少し右に向けて構えます。スタンスと腰はスクエアにセットして、肩のラインだけ右を向けるプレーヤーもいますが、私はカラダの全体を右に向けるようにしています。
ただ、ここでカン違いをしてほしくないのは、カラダを右に向けるといってもほんの少しです。フェアウェイ上に3本の木が立っているとしますね。フェアウェイの中央が真ん中の木として、フェース面は真ん中の木に向けます。そして真ん中の木の右側10〜15ヤード地点に立っている木とボールを結ぶラインに対してスクエアに構えるという感覚です。あとはカラダの向きに対してスイングするだけ。カラダを少し右に向けているぶんだけ、ボールと真ん中の木を結ぶラインに対しては軽いインサイドアウトの軌道となるという仕組みです。