コースディレクターに単独取材!2年前の『ZOZOチャンピオンシップ』と 違うところは?

「2年前よりグリーンは速く仕上がった」

2021/10/21 ゴルフサプリ編集部



いよいよ初日を迎えた「ZOZOチャンピオンシップ」。開幕直前にコースコンディション担当者を直撃すると、2年前の試合と変わったところを教えてくれた。

写真/相田克己(ZOZOチャンピオンシップ)

―2年前と違う部分は?
「今年は7月、8月、9月と暑くて湿気のある日が続いたので、全体的に芝が強くなった。だから、グリーンを短く刈ることができて、2年前よりグリーンは速いと思います。天気だけでなく、2年前はこちらのスタッフもはじめての日本開催で、はじめてのコースだったので、あまり攻めてセッティングができなかった。でも今年は2年前の経験があったので、少し攻めたグリーンにできました」

―ラフに関しては、どのように調整しましたか?
「決して極端にラフを長くしていません。元々、日本の野芝は米国の洋芝に比べて強いし、今年は2年前より芝が元気だから、長くする必要がなかったのです。日本の野芝は米国だとケンタッキーブルーグラスに近い。バミューダとかに比べると絡みつく感じは少ないけど、1本1本の粘り気があります」

―習志野では、どんな選手が有利?
「このコースは基本的にクラシック型のコース。フェアウェイが狭くて、グリーンが小さい。だから飛距離で勝負するタイプよりも、確実にパーオンできるショットメーカーが有利になると思います」

ショットメーカーと言えば、日本期待の松山英樹はPGAツアーでも屈指のショットメーカー。2年前もタイガー・ウッズとの優勝争いの末に2位となったが、やはりコースとの相性は良さそうだ。