多数のファンを引き連れたリッキー・ファウラー「ZOZOチャンピオンシップ」第1ラウンドはイーブンパー70

2021/10/21 ゴルフサプリ編集部



ZOZOチャンピオンシップ第1ラウンド、INコースから9時14分にスタートしたリッキー・ユタカ・ファウラーは初日をイーブンパーの70、29位タイでホールアウト。日本でも人気の“ユタカ”は、ファンを大勢引き連れてのラウンドだった。

11番・486Y・パー4、14番・608Y・パー5でバーディを奪い、良い流れで後半ラウンドへと折り返しそうな雰囲気だったが17番・491Y・パー4でまさかのトリプルボギー。しかし、さすがは世界トップクラスの選手と言うべきか、続く18番・562Y・パー5でしっかりとバーディを奪って嫌な流れを即座に断ち切った。

そして、後半OUTコース。ショットの調子は悪いわけではない。だが、なかなかスコアに繋がらない状況が続き、7番までパーを重ねる我慢のゴルフ。しかし、その我慢がようやく実を結ぶ。8番・395Y・パー4で、この日4つ目のバーディを引き寄せた。

8番は、距離395ヤード、ゆるやかな左ドッグレッグのホール。ファウラーのティショットは打ち出しがやや左方向に出て、ほぼ真っすぐに近いフェード。良い球だった。だが、ボールはラフにつかまった。ラフは密度が濃く、ボールをギリギリ隠すくらいの高さに刈り込まれている。打球には、もちろん影響が出る。だが、ピンまでの距離は80ヤード前後、十分にピンを狙える。

バンスを効かせて使ってうまく打った2打目は、ピン手前約5ヤードのファーストカットにぴたりと止まった。ラインは下りのスライス。この時点でスコアはイーブンパー、入ればバーディ、スコアをアンダーに戻すことができる。

この大事なバーディパットをしっかりと沈め、1アンダーとする。このリッキーの久しぶりのバーディを、同組で回っていたハリー・ヒッグス(米国)が“グータッチ”と人懐こい笑顔で祝福していた。