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多数のファンを引き連れたリッキー・ファウラー「ZOZOチャンピオンシップ」第1ラウンドはイーブンパー70
ZOZOチャンピオンシップ第1ラウンド、INコースから9時14分にスタートしたリッキー・ユタカ・ファウラーは初日をイーブンパーの70、29位タイでホールアウト。日本でも人気の“ユタカ”は、ファンを大勢引き連れてのラウンドだった。
4つのバーディを奪うも17番のトリプルボギーが響いて70でホールアウト
11番・486Y・パー4、14番・608Y・パー5でバーディを奪い、良い流れで後半ラウンドへと折り返しそうな雰囲気だったが17番・491Y・パー4でまさかのトリプルボギー。しかし、さすがは世界トップクラスの選手と言うべきか、続く18番・562Y・パー5でしっかりとバーディを奪って嫌な流れを即座に断ち切った。
そして、後半OUTコース。ショットの調子は悪いわけではない。だが、なかなかスコアに繋がらない状況が続き、7番までパーを重ねる我慢のゴルフ。しかし、その我慢がようやく実を結ぶ。8番・395Y・パー4で、この日4つ目のバーディを引き寄せた。
8番は、距離395ヤード、ゆるやかな左ドッグレッグのホール。ファウラーのティショットは打ち出しがやや左方向に出て、ほぼ真っすぐに近いフェード。良い球だった。だが、ボールはラフにつかまった。ラフは密度が濃く、ボールをギリギリ隠すくらいの高さに刈り込まれている。打球には、もちろん影響が出る。だが、ピンまでの距離は80ヤード前後、十分にピンを狙える。
バンスを効かせて使ってうまく打った2打目は、ピン手前約5ヤードのファーストカットにぴたりと止まった。ラインは下りのスライス。この時点でスコアはイーブンパー、入ればバーディ、スコアをアンダーに戻すことができる。
この大事なバーディパットをしっかりと沈め、1アンダーとする。このリッキーの久しぶりのバーディを、同組で回っていたハリー・ヒッグス(米国)が“グータッチ”と人懐こい笑顔で祝福していた。
この日、ファウラーには大勢のファンがついていた。ティグラウンドに登るとき、グリーンから次のホールのティグラウンドへ向かう時。「ゴー!ファウラー!」と声援を送るファンが多数いた。今シーズン、調子を落としていたファウラーだが、日本のファンはそんなことはおかまいなしに人気選手の一挙手一投足に見入り、一打ごとに盛大な拍手でプレーを称えた。
しかし、9番・486Y・パー4、この日の最終ホールでまたもやボギーを叩いてしまう。惜しかった。ティショットを右ラフに運んでしまうも、そこからフェアウェイウッドを持ち、フェースを開いて使ったインパクトで距離、方向性ともに“ほぼベスト”といえるセカンドショットだった。だが、打球は不運にもグリーン右手前に口を開け、2メートル近い高さのアゴがあるバンカーふちに当たってバンカーへ。
バンカーショットとなった3打目を寄せきれず、長めのパーパットを外してボギーとしてしまう。このような惜しい!と言わせる場面が多かったファウラーの初日。調子は悪くないはず。明日も大勢のファンを引き連れ、今日以上の好プレーで大会を盛り上げてもらいたいものだ。
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