アジアパシフィック女子アマで橋本美月が優勝。得意のアイアンショットで300ヤードヒッターのボンタビーラップを下す

吉田洋一郎の「アジアパシフィック女子アマゴルフ選手権」振り返りレポート

2021/11/15 ゴルフサプリ編集部



アジアパシフィック女子アマチュアゴルフ選手権で、東北福祉大1年の橋本美月(19歳)が、同じく19歳のタイ出身、ナタクリッタ・ボンタビーラップとの首位争いに競り勝ち優勝。AIG全英女子オープン、オーガスタナショナル女子アマチュア選手権など4つのビッグタイトルへの出場権を獲得。この一戦を、ゴルフスイングコンサルタント・吉田洋一郎プロの解説で振り返る。

写真/アジアパシフィック女子アマチュア選手権

11月10日からUAE(アラブ首長国連邦)のアブダビGCで開かれていたアジアパシフィック女子アマチュアゴルフ選手権で、東北福祉大1年の橋本美月が最終日に3打差を逆転して、初優勝を果たした。この大会で日本人が優勝するのは、2019年の安田祐香に続いて2人目の快挙だ。これで、橋本は、2022年の全英女子オープンとアムンディ・エビアン選手権、オーガスタナショナル女子アマチュア選手権の出場資格を獲得した。

アジアパシフィック女子アマは、R&Aとアジアパシフィックゴルフ連盟によって設立された大会で、第1回大会は2018年開催のまだ若い大会だ。アジア太平洋地域のアマチュア女子ゴルフのトップアマが最強を競う大会で、優勝者には全英女子オープンなどへの出場資格が与えられる。第1回大会の優勝者はタイのアタヤ・ティティクルで、全英女子オープンでローアマチュアを獲得した後、20年にプロ転向した。19年の第2回大会は日本のザ・ロイヤルGC(茨城県)で開催され、安田祐香が優勝。安田もエビアン選手権でローアマチュアとなり、全英女子でも予選通過を果たした。