渋野日向子、古江彩佳が挑戦する米女子ツアー「Qスクール」とは|レックス倉本が解説!
来季の米女子(LPGA)ツアー出場権を奪い合う戦いが12月2日から始まる。この最終予選会(Qステージ)に日本からは渋野日向子、古江彩佳が参戦。渋野日向子は国内ツアーのシーズン後半、約2年ぶりの復活Vを含む2勝で完全復活、古江彩佳はルーキーシーズンにも関わらず6勝という強さ。来季米女子ツアー出場権獲得に期待は高まるばかりだ。2週間に渡ってWeek1、Week2合わせて144ホールの戦いとなるQステージについて、レックス倉本氏に語ってもらった。
2022シーズンの米女子(LPGA)ツアー出場権を得るための戦い「Qスクール」は、前々回から競技方法が変わり、「ステージ1」「ステージ2」、そして約100人が出場して争われる最終予選会「Qシリーズ」という構成になった。渋野と古江が出場するのは「Qシリーズ」から。この最終予選会「Qシリーズ」は、12月2日から始まるWeek1(Magnolia Grove)でカットが入り、ふるい落とされなかった選手がWeek2(Highland Oaks Golf Club)に進みさらに4日間を戦い、最終的に45位タイ内に入れば来季の米女子ツアーの出場権を得ることができるというもの。
この「Qスクール」、以前は2コースを使って72ホールの試合で160名が、ほぼ同じ椅子を争う戦いだった。以前は宮里藍が記録的な成績で一位通過を果たし、2017年は畑岡奈紗もトップ通過している。その時に比べると、来季の出場権を獲るためのハードルは幾分は低くなったが、144ホール・2週間というのは体力的にも精神的にも過酷な戦いであることには違いない。