ベン・ホーガン シャットフェースが生むロードロー
アイアンが際立つ!強い”決め球”の作り方[第4回]
ドローはフックと異なり、高弾道になるのがノーマル。では、ロー(低い)ドローはどうすれば打てるのか。ホーガンとは真逆ともいえる、アーノルド・パーマーのフェースコントロールにヒントがあるようだ。
GOLF TODAY本誌 No.594 73〜77ページより
持ち球としてドロー系を選ぶなら、スピン量が確保できるハイドローがベストだが、強い風の中でラインを出したい時などは、決め球としてロードローも打てるほうがいい、と森プロ。
「ただし、ホーガン・陳清波流のスイング技術を壊さない形でマスターするなら、ボール位置を右に寄せて、上から打ち込むのはNGです。ヘッドの入射角をなるべくゆるやかにして、スピン量を抑える工夫が大事です」
ホーガン流スイングはゆるやかなダウンブローが基本。
「そこでフェースのタテ回転でスピン量を増やすのが陳師匠のハイドローです。だから、ロードローはそのタテ回転を抑えるだけでいい。フェースターンを抑えてスナップを利かせるイメージです」
ハンドファーストを強調してロフトを立てようとすると、手元が流れてシャンクやプッシュが出るので、意識しなくていいという。