ゴルフと頭痛2|緊張性頭痛は首の「トリガーポイント」が原因! ゴルフのラウンドで筋肉の張りやコリを解消しよう

生涯スポーツ・ゴルフと健康「末長くゴルフを楽しむために」|第9回

2022/03/26 ゴルフサプリ編集部



今回取り上げるのは緊張性頭痛です。「頭を支えるために肩や首に負担がかかると、筋肉内に硬く血行の悪い塊ができてしまいます。その塊をトリガーポイントといい、多くの方が悩む緊張性頭痛の原因になります」(秋山誠司院長)。トリガーポイントという呼び方も、なぜそれが頭痛を引き起こすのかも、気になります。早速、緊張性頭痛の対処法や予防法を考えていきましょう。

前回取り上げた偏頭痛は、血管が拡張して神経を圧迫することによって起きる頭痛でした。ズキンズキンと拍動とともに痛むのも特徴でしたね。今回は偏頭痛とは違い、すべての頭痛の8〜9割を占めるといわれる緊張性頭痛について考えていきましょう。

「緊張性頭痛は、肩や首の筋肉にできる硬い塊から発症するのが特徴です。硬い塊は何かというと筋肉に生じる血行不良の部分で、トリガーポイントと呼ばれます。もう少し詳しく説明すると、重い頭を支えるため、あるいは同じ姿勢を長時間とり続けたため筋肉に負荷がかかり、筋繊維が硬く作り変わってしまった状態でもあります。ふつうの張りやコリを超えてしまった状態がトリガーポイントなのです。なぜそうなるかというと、同じ筋肉に継続的に負荷がかかると筋肉はダメージを受け続け、修復が追いつかなくなるからです。すると細胞の代謝も追いつかなくなり、筋肉は機能性や柔軟性を失って硬く質の悪い筋肉に作り変わってしまうわけです」。