TOURSTAGE(ブリヂストンスポーツ)|年間売上100億円の穴を埋めるべくスタートした実証ブランド
商品開発はドラマ!!!|今だから言える驚きのストーリー[第16回]
ウッドからアイアンなどのクラブ、ボール、グローブほか多くの商品を展開したツアーステージ。
ゴルフメーカーの商品開発におけるドラマチックな業界裏話をメーカー勤務経験のフリーライター・嶋崎平人が語る連載企画。今回はTOURSTAGEが主役のストーリー。
GOLF TODAY本誌 No.599/68ページより
ブリヂストンスポーツの本社は、京橋のブリヂストンが入っているビルの一角にある。ブリヂストンとゴルフの関わり合いは、ブリヂストン創業から3年後の1934年にゴルフボール製造したことに始まる。その歴史の中で、「TOURSTAGE(ツアーステージ)」は一時代を築いたブランドで、「いつかはTOURSTAGE」とゴルファーの憧れのプロ実証ブランドの最高峰の位置づけであった。
「TOURSTAGE」は1997年12月に都内のホテルで新ブランドとして発表された。ゴルフメディアを中心に200名以上が詰めかけ、熱気のある記者会見であった。当時ブランドを担当し、現在ブリヂストンスポーツ株式会社BSPC品質管理本部シニアマネージャーの海鋒宏光氏にお話を伺った。